高齢者も扱いやすい茎倒れ防止器具の開発
農業に従事する高齢者の方々に朗報です。サミューズが開発したユニバーサルデザインの茎倒れ防止器具「茎サポーター」は、高齢者や力が弱い方でも簡単に使えるように設計されています。この器具は、農作物の茎をしっかりと支えるだけでなく、操作も非常に簡単です。片手で軽い力で“パチン”と閉じることができ、また“パカッ”と開くことができます。これにより、使用者は長時間作業しても身体的な負担を軽減できます。
新構造の特徴
この茎サポーターには、先端を押すと閉じ、中央を押すと開くという革新的な新構造が採用されています。テコの原理を利用しているため、強い力を必要としません。さらに、茎を傷つけない構造となっており、特許も取得済みです。従来の製品に比べてコストパフォーマンスが良く、価格は15円を想定しています。他社製品が25~50円であるのに対して、経済的にも導入しやすいのが特長です。これは、農家にとっても優れた選択肢といえるでしょう。
農業の高齢化に対応
近年、農業従事者の高齢化は深刻な問題となっています。農林水産省の調査によると、65歳以上の農業従事者は70%を占めています。一方で、49歳以下の農家はわずか11%に過ぎません。このような状況下で、蔓性作物の茎を留める作業は、大変な労力を要するものです。1棟のビニールハウス内での茎留め作業は、約1万回に及び、作物の成長に伴い何度も付け替えなければなりません。このため、農家の身体的な負担が増加し、作業効率も低下しています。
開発のきっかけ
サミューズの代表、佐古秀敏氏は、トマト農家を訪問した際、高齢の奥様が1万箇所の茎を一つずつ留める作業を行っている姿を目にしました。この光景が彼に強い印象を与え、「なんとかして楽に作業が進む道具を作れないか」と決心しました。これまで携帯電話や電子部品の開発を行ってきた彼は、茎の留め方に着目し、閉めるのではなく開くという新たな発想から「茎サポーター」を生み出しました。
お問い合わせ
このユニバーサルデザインの茎倒れ防止器具「茎サポーター」に関心がある方は、ぜひサミューズまでお問い合わせください。大阪市中央区備後町1-2-6-1303に位置し、公式サイトもございます。
本件については、大森特許事務所ではなく、開発者の佐古様に直接お問い合わせください。農業現場での作業効率改善に向けて、ぜひこの新しい器具の導入を検討してみてください。