APEC首脳会議で木内酒造が日本の酒文化を発信

APEC首脳会議で光る木内酒造の多彩な酒文化

2025年10月29日から31日にかけて、韓国の慶州で開催されたアジア太平洋経済協力（APEC）首脳会議において、木内酒造が日本の酒文化を展開しました。この機会に、清酒「菊盛」、地ビール「常陸野ネストビール」、日本のウイスキー「日の丸ウイスキー」を出品し、国内外の参加者に日本の酒造りの魅力を伝えました。

Wine & Liquor Fair 2025の目的

「Wine & Liquor Fair 2025」は、APECの公式文化プログラムの一環として開催され、世界各国の酒類を一堂に集めることを目的としています。本イベントのテーマは“酒を通じて出会う文化と経済の交差点（Where Culture Meets Commerce）”で、様々な酒が持つ文化的背景や産業価値を浮き彫りにしています。特に、木内酒造が出展した酒類は、韓国ソムリエ大会の優勝者であるユ・ヨンジン氏による厳格な審査を受けており、その品質が保証されています。

出展酒類の魅力

木内酒造から出展された清酒「菊盛純米酒」と「日の丸ウイスキー Signature 1823」は、日本の伝統的な酒造りの成果を象徴する存在です。また、注目を集めたのは、2026年1月から日本国内で発売予定の「常陸野ネストデイジーエール」。このビールは、全球的なアーティストG-DRAGONとのコラボレーションが生み出した、見た目にも美しい華やかなエールビールです。

G-DRAGONの感性が詰まった「デイジーエール」は、色合いや香りにおいて“デイジー”のテーマを見事に表現しており、参加者からも高い評価を受けました。この新商品は、木内酒造の醸造技術と、アートの融合が生んだ特別なビールとして、酒好きの間での期待が高まっています。

木内酒造の歩みと未来

木内酒造は1823年に茨城県那珂市で創業され、以来日本の酒造りに精進してきました。清酒「菊盛」から始まり、1996年には地ビール「常陸野ネストビール」の製造を開始。伝統的な技法と厳選された原料によって、国内外に日本の酒造りを伝えています。また、2016年からはウイスキー製造を始め、2020年には茨城県石岡市に「八郷蒸溜所」を新設し、ジャパニーズウイスキーの生産も行っています。

さらに、木内酒造は飲食事業にも力を入れ、関東圏で「常陸野ブルーイング」や「蔵＋かつ」などの飲食店を展開しています。これにより、酒だけでなく、日本の食文化を楽しむ場を提供しています。