スタンフォード訪問の成果
2026-09-03 13:44:12

高校生と金沢工業大学生がスタンフォード大学を訪問し進化する学びの環境を体験

高校生と金沢工業大学の学生、スタンフォード大学訪問



2026年7月30日から8月7日の期間、金沢工業大学のBeyond SDGs推進センターのメンバーが、アメリカのスタンフォード大学を訪れました。この訪問には中高生、大学生、教職員が参加し、主な目的は「THINKプロジェクト」の成果発表と、スタンフォード大学発の新たな学習環境である「AI Tinkery」の視察です。

THINKプロジェクトの概要



THINKプロジェクトは、金沢工業大学の学生と中高生が協力して生成AIを使った教材を共に創造するプロジェクトです。2025年度にスタートし、参加者たちはそれぞれの「推し」をテーマにした独自の教材(ウェブアプリ)を作り上げることを目指しています。2026年6月以降、国内の中高生も参加し、オンライン活動を通じて互いにフィードバックを交わしながら教材を改善してきました。

訪問のハイライト



スタンフォード大学での成果発表では、THINKプロジェクトの一環として共創した生成AIによる教材のプロトタイプが展示され、AI Tinkeryの創設者であるKarin Forssell博士に対して発表が行われました。Forssell博士は、学生たちの主体的な教材作成過程を高く評価し、参加者同士の対話を通じて生成AIの利活用について深く理解を促しました。

また「AI Tinkery」の見学も行われ、ここでは生成AIを様々な形で試し、学びながら参加者が自由に問いを立て他者と対話する環境が整備されていることが印象的でした。参加した高校生からは、「これまでの経験を活かし、ミニAI Tinkeryを自らの手で作りたい」という意欲的な声も挙がりました。

スタンフォード大学以外の活動



今回の訪問は、学びや創作の場としてのスタンフォード大学だけに留まらず、教育、AI、アート、科学技術についての現地プログラムにも参加しました。LDT Expoでは、技術とデザインを駆使した教育課題の解決に向けた発表を見学し、シリコンバレーで活躍する日本人と意見交換を行いました。また、AIとアートを融合させた施設「DATALAND」やNASAヒューストン宇宙センターを訪れて最新技術に触れる機会も得ました。

日本への帰結



スタンフォードでの学びをもとに、金沢工業大学のBeyond SDGs推進センターは「AI Tinkery」を本格的に導入し、国内の2校には緊急版の「ミニAI Tinkery」を設置します。この取り組みを通じて、生徒たちが生成AIを「使う」だけでなく、自ら試し考える主体的な学びの場を作ることを目指しています。

金沢工業大学では、生成AIとの良好な関係を築くため、生徒自身が主体的な学びを進める「学習者エージェンシー」を育成し、新たな時代の教育文化を担うリーダーの育成に注力していきます。その実践により日本の教育環境にフィットしたAI Tinkeryのモデルを構築し、新しい学習文化の醸成の一端を担うことを目指しています。

AI Tinkeryについて



AI Tinkeryとは、生成AIに実際に触れ、試行錯誤をしながら他者と対話することでの学びを促す新しい形の教育環境です。単に出力を受け取るだけでなく、それをもとに「何をどこで使うか」という具体的な考察を行う機会を提供します。

この訪問は、科学研究費助成事業などからの支援を受けて実施されました。これからの金沢工業大学の活動から目が離せません。


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