新たな機能を搭載した楽々WorkflowII
住友電工情報システムによる電子承認・電子決裁システム『楽々WorkflowII (らくらくワークフロー・ツー) Ver.8.3』が、2023年7月より販売が開始されました。この最新バージョンでは、業務の運用を一層効率化するための多様な新機能が導入されています。
ロジック設定機能の拡大
新バージョンの最も大きな変更点は、ロジック設定機能の拡充です。これにより、申請フォームに対するエラーチェックや計算処理をノーコードで行うことが可能になりました。従来のバージョンでは、1つの実行タイミングで複数のロジックを順次動かす必要がありましたが、Ver.8.3では、先に実行した計算ロジックの値を「変数」として格納し、その値を後続の処理に使えるようになりました。
具体的な内容
たとえば、外部データベースに対してSQLのSELECT文を実行し、在庫情報を取得することが可能になりました。これにより、出荷依頼が発生した場合、リアルタイムで在庫数を確認し、引き当ての可否を自動でチェックできます。また、内部文書の検索も簡単に行え、予算金額と購入申請金額を突き合わせるといった確認もノーコードで実現することができるようになりました。
HTML形式のメール送信
さらに、承認依頼や督促メールがHTML形式で送られるようになり、メール本文に文字装飾を施したり、画像を表示することができるようになりました。これにより、視覚的にわかりやすくなり、業務の円滑な進行につながります。
スマートデバイスでの操作性向上
また、スマートデバイスからの利用においても利便性が大幅に向上しました。お気に入りの業務フォルダを登録でき、アクセスが容易になるほか、フォルダ検索機能の追加により、必要なワークフローに迅速にアクセスできるようになりました。これにより、業務の効率化に寄与しています。
楽々WorkflowIIの特徴と将来展望
『楽々WorkflowII』は2005年の発売以来、多数の企業に導入され、特にERPシステムとの連携が求められるなど高い評価を受けています。このシステムはペーパーレス化を進めるだけでなく、各種文書の電子帳簿保存法(電帳法)に対応しているため、スムーズな業務運用をサポートします。
サービスとしては、初期投資やインストールが不要なクラウド版『楽々WorkflowII Cloud』も展開しており、月額料金だけで手軽に利用することが可能です。
今後も住友電工情報システムでは、企業のニーズに応じた柔軟なWebワークフローシステムの開発を進めていくとのことです。
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これからの企業のワークフローを変革する『楽々WorkflowII』にぜひ注目してください。