聴き合う組織を促進
2021-01-25 06:00:01
エール株式会社、オンライン1on1サービス「YeLL」で2億円の資金調達を実施し組織の聴き合いを推進
エール株式会社が資金調達を実施
エール株式会社は2023年、オンライン1on1サービス「YeLL」の事業拡大を目的として、シリーズAで2億円の資金調達を成功させました。この資金はプロダクトの開発や採用活動に使われる予定で、「聴く」「聴かれる」「聴き合う」文化の価値を広めることを目指しています。
「YeLL」とは
「YeLL」は、社外人材を活用したオンライン1on1サービスで、主にコーチやキャリアコンサルタントなどの資格を持つ約909名のサポーターが、企業内の個々の社員と40分間の対話を通じて、社員の課題解決を図ります。こうした対話を重ねることで、社員は自身の課題に気づき、解決策を見出していくのです。さらに、得られたコミュニケーションの成果はレポートとして組織に還元され、全体的な組織力向上につながります。
コミュニケーションの重要性
現在、多くの企業がリモートワークを導入する中、上司と部下のコミュニケーション強化が急務となっています。「1on1」面談を実施する企業も増えていますが、忙しい業務の合間に時間を取ることが難しい現状や、上司が話しすぎてしまうなどの課題も多々あります。そこで、「YeLL」が提供するサポーターによる第三者的なアプローチが有効なのです。
利用することで期待される効果
利害関係のない第三者がいることによって得られる情報や気持ちの共有は、社員の自己理解を深め、自律的な行動を促します。また、組織文化やビジョンに関する議論を通じてエンゲージメントを高め、対話のヒントを提供します。これにより、社内のコミュニケーション品質が向上し、良好な関係を築く助けになるのです。
ユーザー企業の実績
実際、2020年には約8,300回の1on1セッションが実施されました。例えば、トヨタ自動車では経営層と現場を繋ぐプログラムに「YeLL」を採用し、マネジメント層の自己理解を促進しています。また、日本たばこ産業でも研修と組み合わせて学びを深めています。
サポーターについて
「YeLL」のサポーターは、現在約900名が登録しており、主に副業として活動しています。登録者の多くがコーチやキャリアコンサルタントという背景を持ち、彼らが持つ経験や知識を活かしています。サポーターのマッチングにはAIを使用し、性格やスキルに基づいて最適な相手を選定します。
投資者の声
出資者も「YeLL」の取り組みに高く評価しており、社会にポジティブな影響を及ぼすと期待されています。エールの取り組みは多様な働き方を促進するものであり、企業の成長にも寄与するとの意見が寄せられています。
エールの未来
エール株式会社は、今後も続く事業の成長を通じて、聴き合う文化の普及を目指し、数々の企業とともに新たな価値を創造していくことを誓っています。社員とサポーターが共に成長していくこのプロジェクトは、企業にとっても大きな資産となるでしょう。これからの企業文化を変革する可能性を秘めた「YeLL」に注目です。
会社情報
- 会社名
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エール株式会社
- 住所
- 東京都品川区東五反田1丁目10番8号五反田S&Lビル4F
- 電話番号
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03-6455-3837