鹿児島県志布志市での食と農の体験ツアー
2026年6月5日(金)、6日(土)の2日間、鹿児島県志布志市で「ローカルガストロノミー」ツーリズムが開催されます。これは、一般社団法人ローカル・スタートアップ協会がオフィシャルパートナーとして参画するプロジェクトです。この企画は、地域の食文化や一次産業を都市部の参加者に広め、持続可能な関係人口の創出を目指しています。
イベントの趣旨と背景
「ローカルガストロノミー」ツーリズムは、2025年10月に東京で行われた食と農の研修型カンファレンス「ONE SUMMIT」に端を発しています。このカンファレンスで交わされた議論を実際の地域に持ち込み、単なる観光消費に終わらせず、持続可能な地域参画のモデルを構築しようとしています。特に、国の政策である「二地域居住」を実現するための新たなアプローチとされています。
現在、全国で約8割の自治体が地域創生のための戦略に関与しています。これに呼応する形で、参加者は地域の一次産業の実情を知ることができ、地域経済や文化に実際に触れる機会を得られます。これは、将来的な移住や二地域居住を現実的な選択肢として捉えるための第一歩と言えるでしょう。
プログラムの概要
本ツアーの舞台は、世界に誇る茶業が根付く鹿児島県志布志市です。主催の山と本と株式会社は、堀口製茶による「大隅半島版テロワール(農業の地域特性を活かした価値創造)」に基づいた体験を提供します。農業経営革新の第一人者である岩佐大輝氏や、地域企業の支援を行う香月稔氏がナビゲーターとして参加し、一次産業の価値を高める手法を直接現地で学びます。
ツアー参加者は、農業の現場を体験しながら、生産の背後にあるストーリーや地域の文化、食の魅力を深く理解することができます。これは、観光地としての魅力を超えた、地域との深い関わりを育むチャンスです。
今後のビジョン
イベントが終わった後も、志布志市との関係を継続的に築くために、「大隅未来ラボ」というプロジェクトが始動します。今回の企画は一過性のものではなく、将来的な移住や定住、さらには二地域居住の候補地としての認知度を高めるためのプラットフォームとなることを目指しています。
鹿児島県には、世界に名を馳せる茶や、まだ広く知られていない地域の魅力が豊富です。それらに触れることで、参加者自身が新たな発見をすることが期待されています。地域への理解が深まれば、移住を検討する人が増えてくるでしょう。
まとめ
この「ローカルガストロノミー」ツーリズムは、食と農の魅力を通じて地域との新しい関わり方を提案する重要な取り組みです。今回は、単なる視察に留まらず、地域との繋がりをより深め、自らのライフスタイルや価値観を見つめ直す良い機会となることを願っています。参加者の皆さんが地域の未来を共に描く一員として活躍してくださることを期待しています。