i-Reporter Connectorのリリース
株式会社シムトップスと株式会社ミントウェーブの共同開発により、i-Reporterが新たにServiceNow Storeで認定アプリとしてリリースされました。これにより、現場での業務効率が飛躍的に向上し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速することが期待されています。
i-Reporterとは
i-Reporterは、ペーパーレスソリューションとして、現場での帳票をデジタル化するサービスです。従来使用していた紙帳票のレイアウトをそのままに、タブレットでデジタル帳票を生成できます。この技術により、ホワイトボードに書いたメモや手書きの文書を迅速にデジタル形式に変換することが可能となり、作業の効率化が図れます。これまで、製造業やフィールドサービス、建設業など、2,500社以上で利用されてきました。
ServiceNowとの連携
今回リリースされたi-Reporter Connectorは、ServiceNowのCustomer Service Management(CSM)およびField Service Management(FSM)と連携します。具体的には、CSMからの作業指示データをi-Reporterが自動的に帳票として作成し、作業の履歴をCSMと連携することで一元管理します。このアプローチにより、現場作業の指示者と作業者間のコミュニケーションが格段に向上し、迅速かつ効率的な業務運営が実現します。
利用のメリット
現場作業者にとって、既存の帳票をデジタル化することで、作業記録や指示内容の確認が容易になり、情報の透明性が向上します。また、音声入力機能を活用することで、両手を使った作業をしながらのデータ入力が可能になり、作業のハンズフリー化が進みます。さらに、i-Reporterはデータをリアルタイムでデジタル化し、外部デバイスやIoTとのデータ連携を実現することでトレーサビリティの向上にも貢献します。
ServiceNow Japanの評価
ServiceNow Japan合同会社の執行役員社長、ジェームズ・マクリディ氏は、「現場作業者のスキル継承が課題となっているなか、i-Reporterを通じて業務の効率化と知識の継承が実現できることが期待される」とのコメントを寄せています。i-Reporter Connectorにより、保守やメンテナンス業務におけるDXが実現する可能性が高まりました。
まとめ
今後、株式会社ミントウェーブとシムトップスは、i-Reporterの活用を通じてさらなる現場業務の効率化を進めていく方針です。また、i-Reporterの詳細については公式サイトでの確認や無料トライアルの利用が推奨されています。
製品サイト:
i-Reporter