宮崎県延岡市、母子手帳アプリ『母子モ』導入で子育て支援を強化

宮崎県延岡市において、母子手帳アプリ『母子モ』の提供が10月14日から始まりました。このアプリは台湾神社県、母子モ株式会社が運営し、地域密着で子育てに関する情報を支援するために開発されました。今回の導入は、延岡市が掲げている「みんなで描く、こども・若者の未来づくり『こどもまんなか・延岡プラン』」の一環として位置づけられています。

アプリがもたらすメリット

『母子モ』は、母子健康手帳のデジタル版として機能し、冊子版よりも多くの利便性を提供します。具体的には、予防接種のスケジュールや健康診断の結果をスマホやタブレットで簡単に管理できるため、子育て中の家庭にとって大変助かる存在となるでしょう。データはクラウド上に保存され、万が一の災害にも対応できるバックアップ機能があるのも大きな特色です。

さらに、他市区町村への転居や機種変更にも対応しており、安心して使い続けることができる点が好評です。

延岡市の子育て支援策

延岡市では、子育て支援センターによる育児用品のレンタルや、育児援助を行いたい人と援助を必要とする人が相互に助け合う「のべおかファミリーサポートセンター」など、多岐にわたる支援策を展開しています。また、乳幼児健康相談や心身発達に関する専門職の相談窓口も設けられており、子育て世帯が抱える不安を解消する体制が整っています。こうした取り組みをさらに便利にするための新たなツールとして『母子モ』が選ばれたのです。

妊娠・育児をサポートする機能

アプリ『のべおか子育てナビ』は、妊産婦や子どもの健康データの管理、育児情報の提供など、育児中の保護者にとって便利な機能が盛り込まれています。例えば、育児日記の機能では、子どもの成長を写真と共に記録できるため、思い出を簡単に振り返ることができます。また、予防接種の管理機能もあり、接種日のアラート通知が届き、受け忘れを防止します。

さらに、アプリは災害時や感染症の影響で環境が変わる場合にも重要な情報を提供し、安心な子育て環境を維持するサポートを行います。