横浜市の新たな試み:シェアフラワーSTYLE
横浜市では、「地球1個分で暮らそうSTYLE100」というプロジェクトを通じて、市民や企業、団体と共に地球に優しい未来の生活様式を実施しています。その一環として、結婚式で使用された花のアップサイクルを推進する「“幸せのお福分け”シェアフラワーSTYLE」が登場しました。この新しいスタイルは、結婚式の装花が廃棄されることの多い現実を踏まえ、flower loss(フラワーロス)を削減することを目指しています。
幸せをシェアする取り組み
「シェアフラワーSTYLE」は、結婚式で用いられた装花を再利用し、参加者と共に新しい形のアート作品に生まれ変わらせることを特徴としています。この取り組みは結婚式の花を通じて得られる喜びを、より多くの人と分かち合うことを目指しており、未来へ繋がる幸せの循環を生み出すものと位置づけられています。
横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2025
この新たなシェアフラワーの取り組みは、2025年の「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル」で発表されました。ここで開催された来場者参加型イベント「幸せがめぐる、つながる シェアフラワーリング」では、結婚式で使用された装花を再利用し、参加者が自由に選んでオブジェを制作しました。
参加者の声
イベントに参加した2627名のカップルや家族連れは、実際に装花を使った制作体験や記念撮影を楽しみ、会場は幸せな雰囲気に包まれました。参加者の中には、自分の結婚式で使用した花を引き取った思い出を語る方もおり、イベントの趣旨が多くの人に共感されたことが伺えました。
フラワーロス削減の実践
今回のイベントでは3500本以上の花がアップサイクルされ、来場者が制作したオブジェはフォトスポットとしても大いに賑わいました。イベントの様子を見た株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの南方浩子統括部長は、「結婚式で役目を終えた花が再び灯をともす姿に感動している。この取り組みは、シェアフラワーが幸せを広げる一助となることを願っている」と、取り組みに対する思いを語りました。
持続可能な未来へ
「地球1個分で暮らそうSTYLE100」は、横浜市における持続可能な活動を広めることを目指しています。そのため、このシェアフラワーSTYLEを通じて「幸せがめぐる」という理念を実現し、イベントを通じて生まれた成果を今後も公開していく予定です。
イベントの情報や詳しい内容は、公式ウェブサイトやInstagramで確認できます。これからの取り組みを見守りながら、持続可能な未来づくりに参加してみてはいかがでしょうか。特別な花が、他の誰かの幸せにもつながる、そんな素敵な瞬間がこのプロジェクトによって生まれることでしょう。