ベトナム北部における物流不動産の革命
阪急阪神不動産株式会社と株式会社シーアールイーが手掛ける新しい物流拠点、
セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)が、ついに竣工しました。このプロジェクトは、シンガポールのセムコープ デベロップメント社との共同事業として進められ、ベトナム北部・中部における物流インフラの整備に寄与しています。特に、この物流パークは、竣工済の中で初めての
2階建て倉庫であり、賃貸面積は約20,000㎡という広さを誇ります。
プロジェクトの特徴
セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)は、ベトナムの
VSIPハイフォン複合都市・工業団地内に位置しています。この地域は、北部最大の港湾都市であるハイフォン市に近接し、主要な交通路が整備されているため、物流拠点としてのメリットが非常に高いです。この位置からは、首都ハノイへのアクセスも良好で、広域物流の中心地としての役割が期待されています。
プロジェクトの詳細
この物流パークは、次のような構造となっています。
- - プロジェクト名称: セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)
- - 敷地面積: 約23,000㎡(約7,000坪)
- - 建物構造: 地上2階建
- - 棟数: 1棟
- - 賃貸面積: 約20,000㎡(約6,000坪)
- - 着工: 2024年10月
- - 竣工予定: 2025年11月
このプロジェクトにより、ベトナム国内において既に竣工済の物流不動産は、北部ハイフォン市内に6棟、中部に6棟が加わり、合計で12棟に。総賃貸面積は約16万㎡に達します。また、将来的に建設が計画されているセムコープ ロジスティクスパーク(ディンブー)の5棟が竣工すれば、総賃貸面積は約24万㎡に拡大します。
開発の背景
このプロジェクトは、ベトナムとシンガポールの両国政府によって支援されており、高品質なインフラとカスタマーサービスが整った環境が提供されています。このような背景から、セムコープ ロジスティクスパークは、地域経済にとっても重要な拠点となるでしょう。
会社情報
阪急阪神不動産株式会社
- - 所在地: 大阪市北区芝田1丁目1番4号
- - 代表者: 福井康樹
- - 資本金: 124億円
- - 売上高: 1,719億円(2025年3月期)
- - 事業内容: 不動産の開発、賃貸、管理等
株式会社シーアールイー
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門2-10-1
- - 代表者: 亀山忠秀
- - 資本金: 53億円
- - 売上高: 774億円(2025年7月期)
- - 事業内容: 物流施設の開発、賃貸等
セムコープ デベロップメント社
- - 所在地: シンガポール
- - 代表者: Lee Ark Boon
- - 資本金: 約274億円
- - 事業内容: 都市開発
本プロジェクトの竣工は、ベトナムの物流インフラのさらなる発展を期待させるものです。今後の展開にも大いに注目です。