株式会社はてなは、SCSK株式会社が2024年7月31日から開始した統合監視サービス「MoniPro M」に、自社のサーバー監視サービス「Mackerel」を採用したことを発表しました。このパートナーシップは、顧客にとってより効果的な監視ソリューションを提供することを目指しています。
「Mackerel」は、オンプレミスおよびマルチクラウド環境をサポートするSaaS型のサーバー監視サービスです。このサービスは、サーバー監視に加え、クラウドサービスのメトリックやイベントを視覚化する機能を持っており、複雑なサービス環境をシンプルに管理できるように設計されています。ユーザー界面は使いやすく、豊富なAPIが提供されているため、総合的な監視体験が実現されています。そのため、多くの企業が導入を決定しているという実績もあります。
SCSKの「MoniPro」は、統合監視サービスとして、クラウド環境におけるサーバー監視や、各種クラウドサービス(PaaSやコンテナなど)の監視機能を備えています。これにより、すべてのプラットフォームで同じ操作感を実現し、簡単に設定・管理ができるようになります。「MoniPro」は、オンプレミス専用の「MoniPro D」と、クラウド・ハイブリッド環境用の「MoniPro M」という二つのメニューを提供し、後者に「Mackerel」が導入されています。
SCSKのネット事業部門の本部長、小笠原寛氏は、今回の提携に関して「はてな様の提供する『Mackerel』を採用できたことは非常に重要です。クラウド監視機能を強化することで、サービスの適用範囲も広がります。」とコメントしています。
また、はてなは、パートナー企業との連携を通じて「Mackerel」のさらなる普及を図ると共に、監視だけでなくオブザーバビリティ機能の開発にも力を入れる意向を示しています。この動きは、より多様なニーズに応えるための戦略の一環であり、今後の展開に大いに期待が寄せられています。
株式会社はてなは、コンテンツプラットフォームサービスを運営し、約1,230万人の登録ユーザーを有しています。主なサービスには、国内で人気のソーシャルブックマークサービスやブログサービスが含まれています。