海の未来を担う高校生たちの熱い挑戦
2024年11月3日、千葉県船橋市にて「うみぽす甲子園2024」の決勝プレゼン大会が開催されました。この大会は、一般社団法人海洋連盟が実施する、高校生のための海洋に関するコンテストです。全国から応募した245チームの中から厳選された11チームが、自ら考え抜いた海の課題解決に向けた取り組みを5分間のプレゼンテーションで発表しました。
「うみぽす甲子園」とは
「うみぽす甲子園」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海の未来に関与する意識を育むことを目的としたコンテストです。各チームは、海の課題に基づいたテーマを選定し、見やすいポスターとして表現し、エントリーシートに活動への思いを込めて応募します。予選を経て選ばれたファイナリストは、実際の活動資金を基に具体的な課題解決に向けた活動を推進しました。
2024年度は、245チームからの応募の中から、新たに敗者復活戦で参加するチームも加わり、より多様なアイデアが集まりました。参加者は、仲間と力を合わせながら、自主的に海の課題に取り組むことで、次世代の豊かで美しい海を目指しています。
決勝プレゼン大会の流れ
当日は、参加11チームがポスター展示以外にも、活動内容や今後の展開を盛り込んだプレゼンを行いました。参加者たちは緊張の中、それぞれの思いを精一杯伝え、観客や審査員に訴えかけました。審査の結果、英数学館高等学校の白石踊チームがグランプリを受賞しました。彼らのテーマは「800年の伝統をみんなで踊り、平和を祈る!」という文化継承の取り組みです。
受賞結果の発表
接戦の中、準グランプリは近畿大学附属広島高等学校の「瀬戸内海を、海の学校に」とし、その他にも多くの賞が授与されました。この大会は、参加者だけでなく、観客や支援者すべてにとって、海に対する意識を深める充実した時間となりました。
クラウドファンディングで支援募集
「うみぽす甲子園」では、高校生たちの活動をサポートするため、クラウドファンディングも実施中です。相互に支援し、未来を創る高校生の活動を広げることを目指しています
今後、ファイナリストたちは、2024年度末まで、さらなる活動を展開し、地域の人々を巻き込んだ海の課題解決に取り組んでいく予定です。海を通じて人が繋がるこのプロジェクトは、次世代へのかけがえのない財産を築く一歩となるでしょう。