アクプランタ、TICAD 9に参加
アクプランタ株式会社(東京都文京区、金鐘明代表取締役CEO)は、2025年に横浜市で開催される「第9回アフリカ開発会議」(TICAD 9)に参加することが決定しました。この会議は、アフリカの未来を考える重要な国際的な首脳会議であり、特に日本政府が主催し、国連や世界銀行などと協力して行われます。
TICAD 9の開催日は2025年8月20日(水)から22日(金)まで。テーマは「革新的な課題解決策の共創」で、社会、平和と安定、経済の分野において様々な議論が行われる予定です。アクプランタはウガンダ共和国のブースで、自社の農業資材「スキーポン」を使用したプロジェクトを紹介する動画を流すことが決定しています。
ウガンダにおける活動
ウガンダ共和国は、農業が盛んな国であり、国民の約70%が農業に従事しています。しかし、最近の気候変動によって干ばつの影響が深刻化し、農作物の収量に影響を及ぼしています。アクプランタは、ウガンダ国立農業研究機関(NARO)と協力して、スキーポンを使用した農作物の育成状況を確認する実証実験を実施しています。これにより、乾燥地でも高品質の作物を育てる方法を模索しています。
2024年からは販路開拓に向けた取り組みが本格化。「スキーポン」に対する製品登録の審査も進行中であり、2025年には経済産業省の助成金を受け取り、さらに活動が展開される見通しです。
また、ウガンダのRobinah Nabbanja首相らとの懇談を通じて、スキーポンの事業展開に向けた協議を重ねています。メディアからも注目され、気候変動に対する新たな栽培技術として大きな期待が寄せられています。
スキーポンとは
「スキーポン」は、酢酸の作用を利用した農業資材で、植物の高温および乾燥耐性を向上させる効果があります。この資材によって、農作物の収量や品質が維持されるだけでなく、節水効果も実現します。アクプランタはこの技術を米国や14カ国で実証実験し、国内でも各地の農試験場や農業グループと連携を進めています。
まとめ
アクプランタの取り組みは、気候変動の影響を受ける農業の未来に対して新しい希望をもたらしています。TICAD 9での発表を通じて、ウガンダでの活動の重要性と、スキーポンの可能性が一層広がることが期待されます。アクプランタの最新情報は公式サイトで随時更新されているので、ぜひチェックしてみてください。
アクプランタ公式サイト