ナッジ株式会社が描く金融の未来
東京都千代田区に本社を置くナッジ株式会社は、次世代クレジットカード「Nudge」に搭載された初のステーブルコイン返済機能を活用し、新たなコンサルティングサービス「Nudge Web3 Open Bridge」を本日より提供開始しました。このサービスの目指すところは、国内の金融機関がWeb3技術を効率的に活用できるよう支援し、業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることです。
ステーブルコイン市場の拡大
近年、世界中でステーブルコインの利用が急増しています。国際送金や分散型金融への応用が進み、その重要性が高まる中、ナッジは2025年10月から日本円建てのステーブルコイン「JPYC」を使った返済機能を導入します。これは、国内初の試みであり、Visa加盟店15億店での間接支払いを可能にする画期的なもので、利用者から大きな関心を集めています。
提携パートナーと共に
ナッジは、ステーブルコイン返済を実現するために、技術や運用の経験が不可欠であると認識しています。これを受け、金融機関への迅速かつ安全な Web3導入を支援するため、株式会社ベルシステム24と提携し、支援体制を強化しました。これは、ナッジの提供する環境がオープンであり、業界全体の発展に貢献することを意図しています。
Web3技術の可能性
ナッジの考え方では、Web3技術は特定の企業が独占するのではなく、広く共有されることで社会全体に恩恵をもたらすと信じています。そのため、ナッジは有限なリソースを抱えるのではなく、業界と共に成長することを選択しています。この姿勢を反映し、ナッジは実績のあるセキュリティ対策やガバナンス体制を提供し、各金融機関が求めるニーズに応じたサービスを展開していきます。
実践的な支援内容
「Nudge Web3 Open Bridge」では、ステーブルコインに関するシステム要件の定義やウォレット連携の設計、トランザクションの処理方法、セキュリティ対策において具体的なソリューションを提供します。まずは日本円建てのステーブルコイン「JPYC」にフォーカスし、将来的には国内外のさまざまなデジタル通貨にも対応できる柔軟なシステム構築を支援します。
NFTとの統合も視野に
また、ナッジは「Nudge NFT Wallet」を通じて得られたノウハウも活用し、ユーザーが簡単にNFTを管理できる環境を整えています。このように、Web3全体にわたるビジネス知見をもとに、顧客体験の向上を狙っています。
未来を見据えて
ナッジは、2020年に設立された新しい金融機関で、「一人ひとりのアクションで、未来の金融体験を創造する」というミッションを掲げています。最新技術を活用したクレジットカードサービスを提供しながら、オープンイノベーションを推進し続けます。このように、ナッジは金融の枠を超えた新たな体験を実現するため、今後も努力を続けます。