猫好き必見！『猫語の教科書』が待望のコミカライズとして登場

新しい猫文学の魅力

猫好きにはたまらない、コミックス『猫語の教科書』が現在好評発売中です。この作品は株式会社KADOKAWAが手掛ける新シリーズ「KADOKAWA Masterpiece Comics」の第1弾として、漫才家の沙嶋カタナさんがコミカライズを担当しています。

猫が人間を支配するための教科書

『猫語の教科書』とは何か？それは、猫たちが猫のために構成した“人間支配の教科書”です。60年前に小説家ポール・ギャリコによって書かれた原作『The Silent Miaow』（「声なしニャーオ」）が元になっており、長年にわたって多くの愛猫家に親しまれてきました。翻訳版は1995年に筑摩書房から登場し、いまでも猫文学の不動の名作として位置づけられています。

このコミカライズ版では、猫たちがどのようにして人間を自分の思い通りにコントロールしていくのか、その巧妙な手法が描かれています。猫にとっての「快適な生活」を手に入れるための知恵や、我々人間の弱さに迫る洞察が展開され、猫好きにはたまらない内容です。

著名人からの推薦コメント

この作品のリリースに際し、漫画家で文筆家のヤマザキマリ氏と、獣医師のにゃんとす氏からも推薦コメントが寄せられています。

- ヤマザキマリ氏: 「人類を屈服させる、恐ろしくも愛しき『声なしニャーオ』。NO CAT NO LIFE。」
- 獣医にゃんとす氏: 「猫は人間が心地良いと感じるようにニャーの声質を変化させてきました。本当に猫に乗っ取られているのかもしれません。」

これらのコメントからも、作品の深い魅力が伝わってきます。

制作秘話インタビューも公開中

そして、コミカライズを担当した沙嶋カタナ氏のインタビューも公開されています。愛猫家である彼女は、猫の描写において特に優れた技術を持つことで知られています。そのインタビューでは、『猫語の教科書』制作の裏話やこだわりについて詳細に語られています。興味がある方は、こちらのリンクから是非御覧ください。

書誌情報と作品の概要

『猫語の教科書』は280ページのボリュームを持ち、A5判で定価は1,320円です。2024年7月20日（土）の発売予定となっています。

作品のあらすじは、ある編集者が受け取った暗号めいた原稿が、実は猫たちによる“人間支配の教科書”であったという驚きの展開です。猫たちがどのようにして人間社会に溶け込み、我々を操るか、その賢い方法を描いたこの作品は、猫好きにとって必読の一冊と言えるでしょう。

「KADOKAWA Masterpiece Comics」の一環として

このコミカライズは、KADOKAWAが展開する「KADOKAWA Masterpiece Comics」シリーズの一環です。このシリーズでは、今後さまざまな名著が新しい形でコミカライズされる予定です。次に刊行される作品には、柳田国男の『遠野物語』やパウロ・コエーリョの『アルケミスト』などが含まれており、期待が高まります。