羽田空港の新技術
2024-09-11 18:34:59

羽田空港新ターミナルに導入した放射冷却素材「Radi-Cool」の魅力

羽田空港新ターミナルに導入した「Radi-Cool」



日本空港ビルデング株式会社は、2025年春に供用開始予定の羽田空港第2ターミナル北側サテライト本館接続施設において、画期的な放射冷却素材「Radi-Cool(ラディクール)」を活用した新しい選択肢を提供します。具体的には、搭乗連絡橋(PBB)に5基の「Radi-Cool」塗料を施工し、旅客の快適性を向上させることを目指しています。

放射冷却素材「Radi-Cool」の特長



「Radi-Cool」は、太陽光を反射し、自然放射冷却の原理を用いて室内の熱を放散することで、エネルギーを使用せずに温度を下げることができる環境に優しい素材です。この技術は、特に夏季の暑さが厳しい環境において、その効果を発揮します。これにより、空調への負担が軽減され、省エネにつながるのです。

今回、羽田空港で「Radi-Cool」が初めて搭乗連絡橋に導入されることにより、利用者は快適な搭乗体験を享受できるでしょう。日々多くの人々が行き交う空港施設において、この取り組みは重要な意義を持ちます。

環境への配慮とカーボンニュートラルへの貢献



日本空港ビルデング株式会社は、カーボンニュートラルへの貢献を目指しており、その一環として「Radi-Cool」の導入を進めています。同社は、フィルムタイプの「Radi-Cool」製品を既に数多くの施設に施工しており、今回の新たなターミナルでの展開はその延長線上にあります。

特に、日産自動車株式会社の総合研究所主任研究員、三浦進氏は、「Radi-Cool」塗料が持つ放射冷却機能を高く評価しています。彼によれば、この塗料は夏場の不快感を軽減しつつ、エアコン使用時のエネルギー消費を抑えることができるといいます。このような技術の導入は、2030年までに2013年度比46%のCO2排出量削減を目指すという同社の脱炭素目標の実現にも貢献しています。

多様な適用可能性



「Radi-Cool」は、工場や物流倉庫の屋根、さらにはホテルや学校、病院など、さまざまな施設での使用が期待されています。また、ガルバニウム鋼板やスレート、コンクリートなど、約20種類の素地に対応するため、非常に汎用性が高いことも特長です。

今後も、日本空港ビルデング株式会社は「Radi-Cool」の普及に努め、全ての利用者に快適で環境に優しい体験を提供し続けることでしょう。羽田空港がこの最新技術を採用することは、未来の航空インフラがより持続可能であるための一歩となるのです。

現在、羽田空港の新たなターミナルは、「Radi-Cool」の導入によってより快適で魅力的な場所になることが期待されています。新しい空港の姿をぜひ楽しみにしていてください。


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会社情報

会社名
日本空港ビルデング株式会社
住所
東京都大田区羽田空港3-3-2第1旅客ターミナルビル
電話番号
03-5757-8000

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