あずさ監査法人が発行したCSRDガイドブック
有限責任あずさ監査法人は、株式会社中央経済社から新たに書籍「Q&AでわかるCSRD/ESRSの実務ガイドブック」を発行することを発表しました。この書籍は、国内外でのサステナビリティ情報開示が進んでいる中、特に2023年にEUで発効した「CSRD」(企業サステナビリティ報告指令)を理解するための重要なリソースとなります。
CSRDとその背景
EUにおいて、CSRDはますます重要な役割を果たしており、2025年度からEU域内に位置する日本企業の子会社の多くはこの指令に基づいた情報開示を求められます。また、2030年度以降は、特定の日本企業グループにも適用される可能性があるため、ガイドブックにはその要点や企業がどのような対応をすべきかについて詳細なQ&Aがまとめられています。
「Q&AでわかるCSRD/ESRSの実務ガイドブック」の特徴
本書は、CSRDおよびその関連規則である「ESRS」(欧州サステナビリティ報告基準)をテーマにし、サステナビリティ関連の情報をわかりやすく解説しています。内容は以下の各章から構成されています:
1.
早わかりCSRD/ESRS - この章ではCSRDとESRSの基本を簡潔に紹介し、企業が注意すべきポイントを整理しています。
2.
第1章 CSRD - CSRDの詳細な内容とその影響について、具体例を交えながら説明しています。
3.
第2章 ESRS: 全般的な基準 - ESRSに関する全般的な基準を網羅し、企業がどう取り組むべきかを解説します。
4.
第3章 ESRS: トピック別の基準 - トピックごとにESRSの基準を詳述し、関連する具体的な実務について触れます。
5.
第4章 関連する法令・保証業務 - 他の法令や保証業務とCSRD/ESRSとの関連性を考察し、適切な運用方法を示します。
書籍の概要
本書の詳細は以下の通りです。
- - 書籍名: 「Q&Aでわかる CSRD/ESRSの実務ガイドブック」
- - 編者名: あずさ監査法人
- - 発行: 株式会社中央経済社
- - 発行日: 2025年2月28日
- - 定価: 3,850円(税込)
あずさ監査法人について
あずさ監査法人は、多様なアドバイザリーサービスを提供する大手監査法人で、全国各地で約7,000名の専門家が活動しています。監査証明業務を基盤に、財務会計や内部統制、ESG、規制対応、IT関連など広範囲な分野での専門性を活かし、金融、テクノロジー、製造業などのセクターに応じたサポートを提供しています。さらに、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして国際的なネットワークを活用し、グローバルな視点からクライアントのニーズに応えています。
この新たに発行されたガイドブックは、サステナビリティに関する情報開示が企業にとってますます重視される中、CSRDとESRSの理解を助ける貴重なツールとなるでしょう。企業が今後の対応を検討する際の強力な援助となること間違いありません。