地方自治体のLINE公式アカウントをさらに便利に!
transcosmos online communications株式会社が、官公庁・地方自治体向けにLINE公式アカウントのリッチメニューを充実させる機能を無料で提供する「KANAMETOフリープラン」の提供を開始しました。
このフリープランでは、従来のLINE公式アカウントの標準機能では6分割までしかできなかったリッチメニューを12分割まで拡張できます。さらに、タブ形式で最大3つのリッチメニューを切り替え可能となり、合計で最大36のタップ可能エリアを設定できるようになりました。
リッチメニューは、LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニュー機能です。ユーザーがトークルームを開くたびに目立つ場所に表示されるため、クリック率が高いという特徴があります。リンクを設定することで、LINE公式アカウントの各機能や外部サイトなどにユーザーを誘導することができます。
しかし、官公庁・地方自治体では、多くの部署が様々な行政サービスを提供しており、国民・住民に対して提供する重要な情報が多岐にわたります。そのため、LINEのトークルームで最も目立つリッチメニューに「どの情報を掲載するか」を絞ることが難しく、従来の6つのリンクでは不足する事態が多く発生していました。
そこで、transcosmos online communicationsは、230以上の地方自治体で有償利用されている「KANAMETO」のリッチメニューに関する機能を無料で提供することで、多くの官公庁・地方自治体がLINE公式アカウントを活用する上で抱えていた課題を解決することを目指しています。
「KANAMETOフリープラン」の特長
「KANAMETOフリープラン」で利用可能な機能は、全国で230を超える地方自治体で有償導入されている「KANAMETO」の一部機能です。transcosmos online communicationsは、LINEヤフー社が認定するパートナープログラム「LINEヤフー Partner Program」において、「Technology Partner」の「コミュニケーション部門」の最上位となる「Premier」に認定されています。
さらに、LINEヤフー社が認定する「Govtech Partner制度」のパートナー企業としても、2022年以降、3年連続で認定を受けています。また、プライバシーマーク、ISO27001、ISO27017を取得しており、セキュリティ対策にも力を入れています。
今後の展開
transcosmos online communicationsは、今後、同様の課題を抱える大学や病院へもフリープランの提供拡大を予定しています。
「KANAMETO」とは?
「KANAMETO」は、transcosmos online communications株式会社が開発・提供する、LINEを活用した行政のDXツールです。住民が登録した情報を届けるセグメント配信や、新型コロナウイルスに関連するQAチャットボット提供、防災情報の発信、道路や公園の不具合の通報受付、マイナンバーカード交付の窓口予約、チャットによる育児相談、粗大ごみ収集の申込受付とオンライン決済など、様々な住民サービスのデジタル化に活用されています。行政情報配信・SNSカウンセリングなどの用途で、230を超える地方自治体が有償契約中です。
まとめ
「KANAMETOフリープラン」は、官公庁・地方自治体がLINE公式アカウントをより効果的に活用するための強力なツールとなるでしょう。リッチメニューの充実化により、行政サービスの情報提供や住民とのコミュニケーションをさらに強化することが期待されます。