新卒社員の転職意識が浮き彫りに
2026年4月に新社会人となったZ世代643名を対象とした意識調査により、入社から約1ヶ月の段階で新卒社員の56.9%が転職を考えていることが明らかとなりました。この調査は、企業にとって新入社員の定着率が重要な課題である中で、早期離職を防ぐヒントを得るためのものです。
調査の背景
新入社員の現場への適応状況を見守る時期とされる入社1ヶ月目。しかし、近年、特にZ世代においては「静かな退職」や「超早期退職」といった現象が注目されています。このため、企業は早期離職の防止策を見直す必要があります。
働く上で重視されるポイント
調査の結果、26卒新入社員が重視する要素として
「ワークライフバランス(32.7%)」が最も高く、次いで
「人間関係の良い職場(29.5%)」が続きました。さらに、
「安定した雇用(26.9%)」も重要視されています。これらの結果から、新入社員はまず身近な職場環境を重視していることがわかります。
一方、キャリアの選択肢については
10.4%と低い反応が見受けられ、特に入社1ヶ月のこの時期は、現状の働きやすさや環境が優先されている様子が伺えます。
現在の仕事への満足度
現在の仕事の満足度に関する問いには、56.8%が「非常に満足」または「やや満足」と回答しました。重要視した要素の中で特に満足度が高かったのは
「安定した雇用(67.3%)」で、入社してから約1ヶ月のこの段階では雇用の安定性を比較的実感できているようです。
一方で、
「収入の高さ」を重視する人の満足度は55.6%と最も低く、重視する要素間でも満足度に差が見られました。
入社前の期待と入社後の実感
調査参加者644名のうち376名に、入社前の期待と入社後の実感の違いについても質問しました。入社前には高く期待されていた「仕事とプライベートの両立」や「市場価値の向上」といった項目において、実際の感触は期待を下回る結果となりました。このギャップは、入社後の忙しさからくるもので、日々の実務に追われる中で期待と実感の差を感じていることが影響していると考えられます。
副業・転職への意識
特に注目すべきは、58.4%が「副業・複業」を意識していることです。これらの結果から、新入社員は別の働き方に対しても響きがあり、今後のキャリア選択肢について既に思考を巡らせていることがわかります。転職も意識している新卒社員が多く、企業は一時的な職場環境だけでなく、長期的なキャリア育成の仕組みについても見直す必要性があるといえます。
まとめ
これらの調査結果は、新卒社員の早期離職を防ぐための重要な情報となります。新入社員が求めるのは「安心感」や「無理なく働ける環境」であり、企業はそのニーズに応じた働き方の提供や制度の導入が求められています。今後も、企業はこれらの要素を意識し、より良い職場環境を整えていくことが重要です。
調査概要
- - 調査名:26卒の新社会人に聞いた!仕事の満足度に関する意識調査
- - 対象条件:26年4月に新社会人になったZ世代(18~27歳)
- - 調査期間:2026年5月18日~26日
- - 調査方法:インターネットを利用したアンケート
- - 調査有効回答数:644名
調査に関する詳細情報は、是非「僕と私と株式会社」の公式ウェブサイトをご覧ください。