シンガポール海事港湾庁がTBグローバルテクノロジーズを訪問
2023年、シンガポール海事港湾庁(MPA)の長官Teo Eng Dih氏をはじめとする一行が、TBグローバルテクノロジーズ株式会社(TBG)の長岡工場を視察しました。TBGは東京貿易ホールディングスのグループ会社で、長岡市に位置しています。この視察は、海運業界の未来に向けた有望な技術導入の一環として注目されています。
視察には、TBGの代表取締役社長Laurent Poidevin氏と日本郵船(NYK)の次世代燃料ビジネスグループ長、六呂田高広氏も参加しました。特に、TBGとNYKは今年7月に、日本海事協会からアンモニアバンカリングブームの基本設計承認(AiP)を世界で初めて取得したことが大きな話題です。この新技術は、船舶間でアンモニアを安全に供給するために設計され、漏洩を最小限に抑える革新性を持っています。
TBGのアンモニアバンカリング技術
TBGは、脱炭素社会の実現に向けての取り組みとして、アンモニアや液化水素の低温荷役技術の開発に力を入れています。今後、この先進技術が海運業界においてどのように役立つのか、業界全体の関心が集まっています。TBGのローディングアームは、低温条件下での液化ガスの荷役において豊富な実績を持ち、その技術を生かしてさらなる社会への貢献を目指しています。
視察を受けて、MPA長官のTeo氏は、TBGの提供する新しい技術が海運業界にどのように適用され、成長を促すのかに強い期待を寄せています。シンガポールは国際的な港湾都市として知られており、こうした技術革新が持つ意味は計り知れません。
TBGと東京貿易グループ
TBGは東京貿易ホールディングスの傘下にあり、創業から77年を迎えた事業開発型商社グループの一員です。グループは全員経営の精神を持ち、自立した企業活動を通じて持続可能な新しい価値を提供し続けることを目指しています。このような企業文化の中で、TBGはより良い社会の実現に向けた取り組みを進めています。
脱炭素社会を実現するための技術開発や社会実装への取り組みが強く求められる今、TBGの取り組みは海運業界にとっての新たな希望となることでしょう。今後の進展に注目が集まります。
TBグローバルテクノロジーズ株式会社の公式サイトを訪れると、最新の技術情報が得られます。また、東京貿易グループの詳細については
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