新たな海苔の時代
2025-02-26 13:28:22

シーベジタブル、黒海苔の陸上量産に成功し日本食文化を支援

シーベジタブルが実現した黒海苔の陸上養殖



合同会社シーベジタブルが新たに確立した陸上養殖技術により、黒海苔の量産が実現しました。この快挙は、日本の食文化において重要な役割を果たす海苔産業にとって、危機的な状況を打開する一歩となります。シーベジタブルの本社を置く高知県安芸市では、今後も漁業者との連携を深めながら、黒海苔の安定供給を目指していきます。

背景:日本の海苔生産が直面する危機



海苔は日本の伝統的な食文化に欠かせない存在で、特に黒海苔(スサビノリ)はおにぎりなど多くの料理に使用されています。しかし、近年の気候変動や生産者の高齢化により、生産量は低下の一途をたどっています。具体的には、2000年代初頭の生産量に比べて半分以下に減少し、2024年度の入札では海苔の価格が大きく上昇する見込みです。このような現状を鑑みて、シーベジタブルは新しいアプローチを試みました。

陸上養殖技術の特長



シーベジタブルが開発した陸上養殖技術は、地下海水を利用し、安定した生産環境を提供することで、黒海苔の生産量を飛躍的に向上させるものです。特に、地下海水は清浄で異物混入が少ないため、黒海苔の品質が向上します。また、陸上養殖の利点として、水の栄養素をコントロールしやすいため、質の高い製品を安定的に生産することが可能です。

2025年2月に向け、シーベジタブルは100kgの乾燥黒海苔を生産する計画を立てており、これは約3万枚分に相当します。生産を通じて、品質の高い「一番摘み海苔」を提供することにより、消費者への何よりの贈り物となるでしょう。

未来への展望



シーベジタブルは、今後6年以上にわたり自社の研究開発によって得られた技術をさらに進化させ、漁業者や他の産業との協力を通じて広く展開していく方針です。また、海苔の陸上養殖技術においては、特許を取得し、生産の効率化や高品質供給を目指しています。

今後は、海苔の生産を支える体制を整え、地域に雇用を生み出しながら、日本の伝統的食文化を未来へと繋げていく役割を果たすことを目指しています。関心のある方は、シーベジタブルの公式サイトからの問い合わせをお待ちしています。

結論



シーベジタブルの陸上養殖による黒海苔の量産は、日本の食文化の未来を切り開く重要なプロジェクトです。技術革新により、豊かな海の生態系を育むだけでなく、新たな食文化の創造にも取り組んでいく意向を示しています。黒海苔の安定供給が実現することで、多くの家庭や飲食店での利用が期待されます。この新たな波を受けて、日本の食文化がさらに発展していくことを願ってやみません。


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会社情報

会社名
合同会社シーベジタブル
住所
高知県安芸市穴内乙688-9
電話番号
0887-37-9835

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