2024年バレンタインの予算についての調査結果
今年のバレンタインデーが近づく中、株式会社インテージが実施した調査結果が発表されました。この調査では、全国の15歳から79歳の男女5,000人を対象に、バレンタインに関する予算の実態を明らかにしています。その結果、女性の平均予算は4,574円となっており、昨年よりも若干減少したことがわかりました。
バレンタイン予算の推移
year前年にあたる2023年には、ポストコロナの影響もあり、前年比134.0%と非常に高かったことを考えると、今年の91.0%という結果は興味深いものです。特に、バレンタインの予算が減少した理由は、やはり「チョコの値上がり」と「物価高・円安」が大きく影響していることが分かりました。
具体的には、調査参加者の中で「チョコが値上がりしているから」と「物価高・円安だから」と回答した人がそれぞれ最も多く、影響を受けていることが如実に示されました。今年は特に、カカオショックとも言われるカカオ豆の価格高騰によって、バレンタインにおけるチョコレートの価格も上昇傾向にあります。
値上げへの対応
調査では、実際にチョコレートの値上げを知っていると答えた女性は全体の72.0%に達し、67.3%が「自身の行動に影響がある」と感じています。具体的な行動としては、「価格帯が低いチョコを購入する」と回答した人が32.9%にのぼり、また「個数を減らす」や「安く購入できる場所を選ぶ」といった工夫をする声も多い結果となりました。このように、予算の減少に伴う工夫が伺えます。
義理チョコの減少
さらに、義理チョコの準備状況についても興味深い結果が得られました。「世話チョコ」や「義理チョコ」を準備する意欲が低下しており、特に有職女性の84.2%が職場の義理チョコに「参加したくない」と感じているということが明らかになりました。これは過去4年の調査結果と比較しても、非常に高い数値に達しています。この傾向が続くと、今後のバレンタイン文化にも影響が出る可能性があります。
まとめ
今年のバレンタインデーは、カカオの価格高騰や物価高の影響を色濃く受ける結果が見えてきました。調査結果が示す通り、予算を抑えるためにさまざまな工夫をする女性たちが増えています。特に義理チョコの需要が減少していることから、今後のバレンタインがどのように変化していくのか、注視が必要です。今年のバレンタインを機に、価格や購入スタイルに対する考え方も進化していくことでしょう。
これからのバレンタインデーの過ごし方や、チョコレート購入の際の参考にしていただければと思います。