新プラットフォーム『委託ナビ（β版）』が登場！研究開発を加速するマッチングサービス

新プラットフォーム『委託ナビ（β版）』の紹介

本日、計測・試験・分析・解析といった高度な技術を必要とする研究開発者と、これらのサービスを提供する事業者を繋げる新しいプラットフォーム『委託ナビ（β版）』が公開されました。このサービスは、日本が抱える研究開発の課題に対し、効率的なマッチングを行うことを目的としています。

開発の背景

近年、日本の研究開発力の低下が指摘されており、これには様々な要因が存在します。設備の不足や専門的な人材の欠如がその一因ですが、これにより生じる経済的・社会的な損失は計り知れません。先日閣議決定された「第6期科学技術・イノベーション基本計画」においても、イノベーション創出のための研究開発力強化が求められています。

既存の企業では、専門の研究施設を運営し続けることが難しくなっている中、委託ナビはこれらの問題を解決するためのビジネスモデルとして開発されました。従来の自社で完結させるスタイルを見直し、専門的な技術や設備を外部に委託することで、効率的な研究開発を実現します。

研究開発者のメリット

『委託ナビ』では、計測・試験・分析・解析に特化した技術データベースを構築しています。このデータベースは、利用者が必要とする専門技術を効率的に検索できるよう設計されています。技術営業スタッフが顧客のニーズを把握し、具体的な課題設定ができていない場合でも、より正確なマッチングをサポートします。

このプラットフォームの導入により、研究開発者は時間を節約しつつ、必要な技術者やサービスを見つけ出すことができます。その結果、非効率なワークフローから解放されることが期待されます。

計測サービス提供側の利点

計測や分析技術を持っているものの、営業リソースの不足やデジタルトランスフォーメーション（DX）への対応が遅れていた事業者にとっても、このプラットフォームは新たなビジネスチャンスを提供します。『委託ナビ』を活用することで、他の研究開発者とのネットワークを築くことができ、それによる販路拡大が見込まれます。

将来的には、プラットフォーム上で得たデータ解析の知見を参加企業にフィードバックし、更なる研究開発を加速させることも視野に入れています。