東京タロット美術館が新たなスクール事業を開設
東京都台東区に位置する東京タロット美術館が、2024年9月より新しいスクール事業を立ち上げることを発表しました。この美術館は、2021年の開館以来、タロットカードの歴史、芸術性、文化に関する情報を提供してきました。この秋から開始されるスクール事業では、タロットの深遠な知恵に触れ、自分自身との対話を通じて人生の質を高めることを目指しています。
スクール事業の目的と内容
東京タロット美術館の講座は、参加者が「感じる」「考える」「行動する」という三つのテーマを通じてタロットカードの持つ真の意味を理解し、自己成長を促すことを目的としています。これにより受講生は、表面的な意味を超えた感性を磨き、自らの気づきをもたらす実践的な学びを提供します。ここでは、タロットカードを未来を予測する道具でなく、迷いや疑問を確信に変えるためのヒントとして位置付けています。
また、自己探求や哲学的思考、教養を育むための多面的なアプローチを採用しており、心と身体で学ぶことのできる講座を展開していきます。既存の講座に比べ、新しい視点を持ち込んだ内容で、受講生がタロットをより深く理解できる機会となるでしょう。
講座ラインナップの詳細
感性で読み解くタロット
この講座では、スピリチュアルな成長を意識しながら、自らの内面と向き合います。大アルカナコースと小アルカナコースが用意されており、それぞれ5回の連続講座となります。
- - 大アルカナコースでは、大アルカナカードが示す象徴的な概念や成長を学び、個々の人生に照らし合わせて何が見えるのかを探求します。
- - 小アルカナコースでは、物事の進展と個人の内面の反映を学び、自己理解の深化を目指します。
香りで広がるタロットの世界
タロットとアロマの相関関係を学ぶ全3回の連続講座も、登石麻恭子講師によって提供されます。ここでは、タロットの示すセラピーや精神性について理解を深め、その過程で関連するアロマの使用法を学びます。
タロットの世界を学ぶ
東京タロット美術館の館長、佐藤元泰氏によるこの講座は、タロットカードの歴史や背後にある思想について探求します。自己対話のためのツールとしてタロットをどのように活用すればよいかを学ぶことができます。
タロット入門講座
タロットを始めたばかりの方向けのこの講座では、占いや大アルカナについて分かりやすく解説し、実際にリーディングを行う体験ができます。
今後の予定
さらに、今後の展開としてタロットに関する多彩な講座やワークショップが計画されています。占星術や数秘術、タロットの歴史、瞑想など、多様なテーマが用意されています。
東京タロット美術館の新しい試みにより、タロットの奥深い世界に新たな展望を見出すことができるでしょう。公式サイトやSNSで最新情報をチェックし、参加を検討してみてはいかがでしょうか。
また、同美術館では、約5000種にも及ぶタロットカードのコレクションを所蔵し、入館者には気軽に鑑賞や学びが楽しめるスペースを提供しています。入館は予約制で、心地よい空間でタロットの魅力に触れながら、自己探求の旅に出かけることができるので、ぜひ訪れてみてください。