VIA Labsの新USBハブ
2025-12-23 16:50:56
VIA LabsがCES 2026で新型USBハブを発表、極寒から灼熱の環境でも動作
VIA Labs、極寒から灼熱まで対応のUSBハブを公開
台湾のVIA Labs, Inc.(VLI)は、産業用途向けの新しいUSB2.0ハブコントローラ「VL122」と「VL123」を発表しました。これらの製品は、同社が産業機器市場へ本格的に参入することを示しています。今回の製品は、信頼性設計に基づいた技術と長期供給への取り組みを背景にしています。
製品の特徴
1. 過酷な環境に対応
このコントローラは、-40℃から+85℃の幅広い動作温度に対応可能であり、極限の環境下でも安定して動作することが保証されています。これにより、組込みシステムや産業用PC、スマートリテール端末など、多様な分野での利用を可能にしています。
2. 最適化された設計
VL122とVL123の設計には、信号の品質を強化し、低消費電力を実現する技術が組み込まれています。これにより、高い信頼性が求められるアプリケーションに最高の性能を提供します。
3. 徹底した品質管理
VLIのSenior Director、Tony Ho氏は、製品の設計から実装に至るまで、品質と信頼性を重視した検証プロセスを設けていると述べています。社内には製品検証ラボを完備し、デバイスの性能限界を確認するためのセルフテストが行われています。このような品質管理により、製品故障率の最低化が図られています。
製品ラインナップ外
VL122の特長
VL122は、最新のUSB2.0仕様に準拠した4ポートUSBハブコントローラで、5×5mmのコンパクトなパッケージを使用しています。3.3Vまでの電圧変換が可能なリニアレギュレータを内蔵し、柔軟な設定管理をサポートします。これにより、お客様は特定のアプリケーションに応じたカスタマイズが可能です。
VL123について
VL123は、複数のUSBフルスピードデバイスが同時に動作する際のスループットを向上させるMTTアーキテクチャを搭載したUSB2.0ハブコントローラです。VL122とピン互換性があり、柔軟な設定管理をサポートしています。
実機公開と今後の展望
VIA Labsは、CES 2026でこの新製品を実際に展示する予定です。展示会は、2026年1月6日から9日までラスベガスで行われます。製品のサンプル出荷は2026年第2四半期を予定しています。購入を希望される方は、VIA Labsの営業担当者に問い合わせるか、公式メールアドレスまでご連絡ください。
VIA Labsについて
VIA Labsは、USB4やSuperSpeed USB、USB Power Deliveryコントローラなど、USB関連製品のリーディングサプライヤーです。アナログ回路設計や高速シリアルインターフェース分野での専門知識を持ち、市場におけるリーダーシップを発揮しています。
会社情報
- 会社名
-
VIA Labs, Inc.
- 住所
- 電話番号
-