ファニチャーブランド「nuskool」のTaittoがiF DESIGN AWARDを受賞

nuskoolのTaittoがiF DESIGN AWARD 2022を受賞

株式会社メトロポリタンギャラリーが展開するファニチャーブランド「nuskool」のプロジェクトから生まれた「Taitto（タイット）」が、名誉あるiF DESIGN AWARD 2022を受賞しました。この受賞は、デザインの国際的な舞台での大きな評価を意味しています。

Taittoとは？

竹素材を活かした日本製ワゴン

Taittoは、フィンランドのデザイナー、ミスカ・クンツィ氏とのコラボレーションによって誕生した折りたたみ式のワゴンです。このプロダクトは、竹を集成材として使用しており、その堅牢性を活かした軽やかなデザインが特徴です。

折りたたみ時には幅500mm、高さ960mmと省スペースで収納でき、使用時には650mm×500mmのサイズとなります。重さはわずか5.8kgで、女性にも扱いやすい軽さです。デザインには、竹抗菌オイル仕上げのフレームと、メラミン化粧合板の天板が採用されています。

デザインの理念

Taittoはシンプルでありながら、巧妙さと温もりを兼ね備えたプロダクトです。そのデザインは、北欧のシンプルで機能的なスタイルと、日本の繊細なクラフトマンシップが見事に融合しています。

大きな評価を受けたiF DESIGN AWARD

世界的な権威

iF DESIGN AWARDは、68年以上の歴史を有し、国際的に権威のあるデザインアワードとして広く知られています。世界中の優れたデザインがこのアワードを受賞しており、その受賞はデザインの質を証明する名誉とされています。

今回の受賞は、「Home Furniture/Decoration」部門においてであり、生活に寄り添うデザイン性と機能性が高く評価されました。この賞の開催は、ドイツのハノーバーに本拠地を置くiF International Forum Designによるもので、各分野のデザインを広く認知させることを目的としています。

ミスカ・クンツィとは

デザイナーの背景

ミスカ・クンツィ氏は1979年にフィンランドのポリで生まれ、ラハティインスティテュートオブデザインで学位を取得した後、ロンドンのロイヤルカレッジオブアートで修士号を取得しました。日本に移住後、トラフ建築設計事務所のシニアデザイナーとして活躍。その後2020年に東京に自身のデザインスタジオを設立し、国内外のブランドとの協業を進めています。