制服の意識調査の結果
2017-04-10 13:16:53
親子で見る制服の変遷と意識の違いを探る調査結果
制服の意識調査から見える親子世代のギャップ
トンボ学生服による興味深い調査が発表されました。この調査では、親子それぞれ1,000組の意見を集め、制服に対する考え方や意識の違いを明らかにしました。特に、親世代と子供世代の「制服に対する意識」に迫る内容となっています。
調査結果の概要
1. 制服は時代を映す鏡
今回の調査では、まず「着用している制服の種類」を比較しました。その結果、親世代(母親)と子供世代ともに「ブレザー」が最も多く、母親世代65.5%、子供世代64.2%が着用していることがわかりました。特に公立高校の女子では、80.2%がブレザーを選んでおり、以前に比べてセーラー服の比率が減少している傾向が見て取れます。
2. 布地よりもデザイン性が重視される時代
調査によると、親世代はセーラー服への好感度が高く、満足度も65%対70%と、子供世代の満足度が上回っていました。親がかつて経験した制服のスタイルと、今のトレンドが影響しているようです。さらに、制服のアレンジが可能なデザインが増えたことにより、子供世代の方がより自由に楽しんでいる様子が伺えます。
3. 制服に対するイメージの違い
制服に対するイメージも世代によって異なり、親世代は「清楚」を第一に挙げている一方、子供世代は「可愛い」と感じる点が興味深いです。こうした違いは、各世代が育ってきた背景やアイドル文化の違いにも起因していると考えられます。
現代の制服文化の影響
4. 個性と多様性の尊重
最近では、制服が単なる規律の象徴から、個性を表現する重要な要素へと変化してきています。特に私立高校では、有名デザイナーによる制服が多く、高い満足度を誇ります。これは、生徒自身がブランドとしての制服に対して誇りを持つ要因になっていると言えるでしょう。
5. 制服が進路選びに与える影響
さらに調査結果によると、女子高校生の中では制服が進路選びに影響を与えているケースも目立ちます。親世代が制服によって進路が影響されたのは13%に対し、女子世代ではそれが28.7%に達しています。これは、現代の制服文化が学生の選択肢に大きく影響していることを示しています。
今回のトンボ学生服の調査は、親子世代間での制服に対する意識の違いを明らかにし、制服文化の進化を示しています。制服が世代を超えてどのように変わってきたのかを知ることは、今後の制服への期待を掻き立てる素材となるでしょう。トンボの提案する「良い制服を正しく着る」という精神が、多くの世代にとってのアイデンティティを育む手助けとなることを願います。
会社情報
- 会社名
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株式会社トンボ
- 住所
- 岡山県岡山市北区厚生町二丁目2番9号
- 電話番号
-
086-232-0311