障害平等研修ファシリテーター
2023-11-07 14:38:33
国内外で34名の障害平等研修ファシリテーターが誕生しました!
国内外での障害平等研修 (DET) ファシリテーター誕生
障害者自身が進行役となる障害平等研修(DET)が、国内外で活発に推進されています。2023年の第1回障害平等研修ファシリテーター養成講座では、アジア太平洋地域から多くの参加者が集まり、34名のファシリテーターが新たに誕生しました。これにより、障害理解を深め、多様性と共生を促進するための取り組みが一層加速することが期待されています。
DETとは
DETは、参加者間で対話やグループワークを通じて障害について学ぶプログラムです。このプログラムは、オリンピック・パラリンピック大会でも採用され、世界39カ国で実施されてきました。
日本国内でも14名のファシリテーターが誕生し、障害者差別解消法の改正を受けて、ますますその重要性が高まっています。今後は、このファシリテーターたちが様々な場面での研修に携わり、障害者への合理的配慮の重要性を伝えていく役割を果たします。
アジア太平洋地域の取り組み
今年のファシリテーター養成講座には、約100名の応募者があり、最終的に27名が選出されました。この講座では、障害者自身が指導者として参加し、参加者と実際に対話を演じながら学ぶ形が取られました。
また、参加者の多様性も考慮され、特別なサポートが必要な参加者には手話通訳がつくなど配慮がされました。今後、このプログラムはさらに広がりを見せることが予想されています。
新たな研修の形態
今年からの取り組みとして、外出が困難なファシリテーターでも、分身ロボット「OriHime」を活用することで自宅や入院先から研修を実施する方法も進められています。このような取り組みにより、地域社会での積極的な参加が促進され、より多くの声を聴く場が創出されます。
まとめ
障害平等研修(DET)を通じて、多くの障害者がファシリテーターとして活動を開始しており、社会全体での多様性の理解と共生が進むことが期待されています。
この流れを加速させるためにも、さまざまな機関や自治体がこのプログラムを積極的に導入していくことが求められています。障害者の権利と尊厳を理解する手段としてのDETは、今後も重要な役割を果たし続けるでしょう。
会社情報
- 会社名
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NPO法人 障害平等研修フォーラム
- 住所
- 東京都大田区大森北2-6-1 サンプラザ竹虎307
- 電話番号
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070-5363-6443