SolarWindsが日本法人を設立し、ITシステム管理の新時代を開幕

SolarWindsが日本市場に進出

ネットワーク、サーバー、ストレージ、アプリケーション、仮想化など、ITシステム管理の広範な問題を解決するプロバイダーであるSolarWindsが、このたび日本法人を設立しました。この決定は、国内におけるITシステムの進化を反映したものであり、企業が直面する複雑な運用課題に新たなソリューションを提供することを目的としています。

仮想化環境の重要性

近年、IDC Japanの発表によると、日本国内のサーバー市場において、仮想マシンの出荷台数が物理サーバーを上回っている状況です。これは企業のIT部門において、物理と仮想の環境を管理する必要性が増していることを示しています。仮想化環境は、パフォーマンスの劣化が物理環境の問題と関連づけられにくく、管理業務が複雑化しているため、SolarWindsの統合システム管理ソフトウェアは、シンプルな解決策を提供します。

システム管理のシンプル化

SolarWindsのソフトウェアは、様々なシステム事象を視覚的に整理し、関連性をわかりやすく示すことによって、障害やパフォーマンスの問題を迅速に発見、診断、解決します。また、初期導入が容易であり、小規模なスタートからでも利用できるため、ユーザーから高評価を得る要因となっています。

新たなパートナーシップ

さらに、ソーラーウインズ・ジャパン株式会社はソフトバンクコマース＆サービス株式会社との販売代理店契約を締結しました。このパートナーシップにより、両社のシステム管理ソフトウェアにおける経験を活かし、より効果的でコストパフォーマンスの高い統合システム管理ソフトウェアを日本市場に供給する機会が増えます。

ソフトバンクコマース＆サービス株式会社の原山健一氏は、SolarWindsの北米および欧州での実績を背景に、販売パートナー約1万社を通じて日本市場でのビジネス拡大に貢献できることを歓迎しています。

一方、SolarWindsのCEOであるKevin Thompson氏も、日本市場での存在感向上を図っている中での提携を非常に嬉しく思っていると語っています。

SolarWindsのグローバルな影響力

SolarWindsはFortune 500企業をはじめ、世界中で10万社以上の顧客に統合システム管理ソフトウェアを提供しており、その主な方針はITプロフェッショナルにとって扱いやすい製品の開発です。従来の複雑なシステム管理ソフトウェアから脱却することで、全ての規模のビジネスに対し、シンプルかつ効果的なソリューションを提供しています。

また、SolarWindsはユーザーとの信頼関係を重視し、オンラインコミュニティ「thwack®」を通じて技術情報やベストプラクティスを共有する仕組みを持っています。これにより、製品開発にもユーザーの意見を反映させることが可能となります。