飲食業界に革新をもたらすデジタル接客AIの実証実験
AIQ株式会社は東芝テック株式会社と共同で、飲食店向けの音声接客AIサービス「デジタルスタッフ」の実証実験を開始しました。これは、飲食業界が抱える人材不足やインバウンド需要への対応を目的とした取り組みで、将来的には新しい顧客体験の価値を創出することを目指しています。
背景と課題
近年、特に飲食業界では人手不足が深刻化しており、海外からの観光客の増加に伴い、多言語での接客が求められる場面が増えています。この状況下、既存のオーダーシステムは顧客に自己情報検索や選択を強いるため、スムーズな注文体験が難しいという課題があります。これらの問題を解決するため、AIQと東芝テックは、「HUMANISE AI」という独自技術を基にした音声接客AIサービスの開発を進めています。
デジタルスタッフの特徴
今回のデジタルスタッフは、メニューや接客マニュアルを学習し、ホールスタッフに代わって質問への対応やオーダー受付を行います。このデジタルスタッフは、詳細なメニュー情報を把握しているため、おすすめ情報をしっかりと伝えられるだけでなく、人間と同等の対応が可能です。これにより、店舗の効率化が図れるのみならず、顧客理解に基づく接客が実現し、顧客満足度の向上や再来店率の増加、さらには注文単価の引き上げが期待されます。
主な機能
- - 多言語対応: 英語や中国語など複数の言語で接客を行い、インバウンド需要に応えます。
- - 自然な音声会話: あいまいな注文やカスタマイズオーダーにも柔軟に対応することが可能です。
今後の展開
AIQと東芝テックは、今後の展開としてPOSシステムやオーダーシステムとの連携を視野に入れています。これにより、顧客の音声による注文が、キッチンやプリンターへ即座に共有される仕組みの開発を進めていきます。また、2025年3月4日から7日には東京ビッグサイトで開催される『リテールテック JAPAN 2025』において、東芝テックブース内で本サービスのコンセプトが参考展示される予定です。
詳細は、
リテールテックJAPAN2025公式サイトをご覧ください。
会社情報
AIQ株式会社は、独自の特許技術「HUMANISE AI」を駆使し、幅広い業界に対して最適な顧客体験(CX)のためのデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現しています。具体的には、マーケティング戦略やデジタルクローンの応用、顧客理解に基づくDX戦略の3つの領域に焦点を当てており、クライアントのニーズに合ったソリューションを提供しています。
- - 会社名: AIQ(アイキュー)株式会社
- - 所在地: 東京都文京区後楽1丁目4番地14 後楽森ビル8F
- - 代表者: 渡辺 求(代表取締役社長CEO兼COO)
- - URL: AIQ公式サイト