海に還る新しい葬送
2024-09-20 11:14:50

「最期は海に還りたい」インターンシップで学ぶ新しい葬送の形

海洋散骨とそのニーズ


現代社会では、故人をどのように偲ぶかが多様化しています。特に、海洋散骨という新しい葬送の形が注目されています。これは、火葬後の遺骨を粉状にして海へ撒く方法で、故人が自然に還りたいという願いを叶える形として支持を集めています。

このビジネスを展開する株式会社ハウスボートクラブは、創業以来、全国で海洋散骨のサービスを提供し、累計5,500件以上の実績を持ちます。特に、少子高齢化社会の中で、承継者が不要な海洋散骨の需要は増加するとても予測されています。同社では、お客様の多様なニーズに応えるために、サービスの充実を図り、散骨コーディネーターという職域を新たに設けました。

インターンシッププログラムの概要


その一環として、同社では海洋散骨コーディネーター職のインターンシップを実施しました。参加者は6日間にわたり、業務を体験し、実際のお客様との接触を通じて学びました。

1日目


初日はオリエンテーションで、海洋散骨についての動画や写真を見ながらその流れを把握しました。また、粉骨ルームで実際の作業も見学し、準備段階から学びました。

2日目


次に、東京の勝どきから出発する散骨クルーズに参加しました。出発前に気象や海の状況を確認し、掃除やお客様を迎えるための準備を行いました。海洋散骨式を見て、参加者たちはそれぞれの故人にまつわるストーリーを感じることになります。

3日目


この日は横浜から出発のクルーズを体験し、直接的に海洋散骨のセレモニーをサポートしました。多くの新たな挑戦と共に学びを深めました。

4日目


湘南の葉山にある岸から代行散骨を行う船に乗り込む日でした。お客様がいない代行散骨ではありますが、故人との別れを見届けるご家族の姿に心が打たれました。

5日目


再度東京の散骨クルーズに乗船し、最終的に散骨式の司会を担当するための練習を重ねました。インターンシップのクライマックスを迎える準備です。

6日目


最終日には、ついに自ら進行するセレモニーを担当しました。お客様の思いを大切にしながら進行し、鐘の音に合わせて故人への黙祷を行いました。セレモニーの後、お客様の表情にほっと安心しました。

学びと今後の展望


6日間の経験を経て、参加者はさまざまな家族の想いに触れ、寄り添い方の大切さを学びました。また、自らの行動がどのようにお客様に影響を与えるのかを実感しました。この経験を活かして、今後のキャリアに繋げることが期待されます。

協力校と今後の展望


このプロジェクトは、京都ノートルダム女子大学との協力のもと実施されました。インターンシップを通じて、終活に対する理解を深め、学生たちが未来の業界に参加してくれることを期待しています。株式会社ハウスボートクラブは、今後もこのような取組みを継続し、より多くの若い世代に「終活」の大切さを伝えていく意欲を持っています。


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会社情報

会社名
株式会社ハウスボートクラブ
住所
東京都江東区住吉1-16-13リードシー住吉ビル3F
電話番号
03-6659-9801

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