両備グループ、タクシーアプリ「TAXI.come」他社連携を開始
両備グループが運営するタクシー事業の両備タクシーユニットは、タクシー配車アプリ「TAXI.come」において他社との連携をスタートさせます。この取り組みの第1弾として、下電観光バス株式会社とのトライアルが発表され、岡山市エリアでのサービスが強化されます。
利便性向上のための連携
「TAXI.come」は、地域内でのタクシー需要にさらに応える形で運営されています。2022年のリリースから7万以上のダウンロードを記録し、現在は約480台のタクシーが利用可能です。しかし、特定の時間帯には配車の集中が起きており、一部のお客様には待たせてしまうこともありました。今回の連携は、そうした状況を改善し、よりスムーズな配車サービスを提供するためのものです。
今後、下電タクシーの10台が追加されることで、配車の選択肢が広がり、より多くのお客様に快適な移動手段を提供できるようになります。このトライアルは2025年夏頃まで続く予定です。
具体的なサービス内容
連携期間中、「TAXI.come」からタクシーを注文すると、両備タクシーユニットの車両に加え、下電タクシーの車両も配車可能になります。アプリが最適なタクシーを選択することで、迅速な移動を実現します。
特に対象エリアは岡山市となっており、一部の道路状況によっては利用できない場所もあるため、ユーザーには注意が必要です。
TAXI.comeの進化と展望
両備タクシーユニットは、今後も他の交通事業者との連携を強化し、地域内での持続可能な交通サービスの提供を目指します。また、ユーザーからのフィードバックをもとに、サービス品質の向上にも取り組んでいく方針です。
タクシー業界は今後、連携によってより魅力的なサービスを展開し、地域交通網の一部としての役割を果たしていくでしょう。既存の交通サービスとの連携を通じて、選択肢豊かな移動手段を提供し、更なる利便性の向上を目指します。
アプリの特徴
アプリのアップデートによる新機能として、タクシーアイコンの色が統一されることも発表されました。また、タクシーの車両情報も配車後に確認可能となり、透明性のあるサービス運営が行われます。
このように両備グループは新たな試みに挑戦し続けており、今後も利用者のニーズに応える交通ネットワークの構築を推進していくことでしょう。安定した移動手段の確保とともに、新しい価値を創造するタクシーサービスとして発展が期待されます。