株式会社ウェルディッシュ、カラダノートとの戦略的提携を発表
株式会社ウェルディッシュは、創業以来68年続く食品・飲料会社であり、近年、経営体制の大改革を進めています。このたび、新たに東京都港区に本社を移転し、代表取締役に小松周平氏を迎えました。この変更に伴い、財務および損益の改善を進め、不採算事業からの撤退やM&Aによる事業強化を実施しています。
医療福祉関連事業への拡大
2024年6月27日に行われた定時株主総会で、医療福祉関連事業の事業拡大を目的とした定款変更が承認され、その一環として医療法人グループとのビジネスパートナーシップ契約が結ばれました。この契約によって、医療・介護施設への福祉介護用卸製品や健康食品のコンサルティングサービスが新たに提供される予定です。このような施策により、ウェルディッシュは従来の食品製造業の枠を超えた「食の企業」としてのあるべき姿を目指しています。
カラダノートとのパートナーシップ契約
株式会社ウェルディッシュは、同じく健康をテーマに事業を展開する株式会社カラダノートと戦略的パートナーシップ契約を結びました。両社は、「食」を起点に、より高い顧客価値の創出を目指すことで意見が一致しています。
カラダノートは、家族の健康を支え、ライフイベントに寄り添ったサービスを展開することで、少子化や高齢化といった社会課題に取り組んでいます。新たに宅配水事業を譲り受けることで、両社の資産を融合し、さらなるウェルネス食品の共同開発を進めることが期待されています。
ウェルネスリテラシーを生かした共同開発
ウェルディッシュは、カラダノートが持つライフイベントデータを活用し、健康維持や増進に寄与するウェルネス食品の共同開発に取り組む計画です。また、コールセンターを通じた顧客体験価値の向上も目指しています。この連携により、医療・福祉業界が直面している専門的な人材不足の解決にも寄与することを目指しています。
宅配水事業の譲受について
カラダノートから譲受する宅配水事業は、成長が期待されている分野です。ウェルディッシュは、これを通じて新たな顧客層を開拓し、自社の製品提供をスムーズに行うことが可能になります。具体的には、個人向け・法人向けに宅配水サービスを提供し、既存のカラダノートユーザーからのフィードバックを活かして商品開発のスピードを上げることが見込まれています。
このような戦略を通じて、ウェルディッシュはブランド力を強化しつつ、自社の使命である国民の健康課題に応えるべく、さらなる成長を遂げることを目指しています。
終わりに
小松周平社長は、この協業を通じて、両社の理念が合致していることを強調し、少子高齢化社会への課題解決に向けて互いに成長していくことを期待しています。本提携の実現により、両社は新たなサービス構築を進め、消費者の生活向上に寄与していく所存です。