片山九郎右衛門の新作能「媽祖 -MASO-」プロジェクト
来春、京都市の観世会館で上演予定の新作能「媽祖 -MASO-」の公演を実現するためのクラウドファンディングが始まりました。本プロジェクトは、伝統的な能楽を通じて、アジアから世界へ向けた平和のメッセージを発信することを目的としています。特に、台湾や中国沿岸部で信仰されている航海・漁業の守護神である媽祖をテーマにしている点が特徴です。
プロジェクトの目的
新作能「媽祖」は、道教の女神である媽祖を題材にしています。彼女は人々を疫病や災害、戦争から守る守り神として信仰されており、彼女の物語を通じて、近隣諸国の方々と心を通わせることを目的としています。
コロナ禍の影響で自由に海を渡ることが難しい中、能楽を通じて人々の絆を深め、平和を願う賛同者が集まりました。公演は2022年4月2日に実施され、その際の模様はオンラインでのリアルタイム配信とアーカイブ配信が予定されています。
クラウドファンディング概要
- - 実施期間: 2021年9月9日~11月7日
- - 目標金額: 1,100万円
このクラウドファンディングでは、目標金額が達成されなければ公演が実施されない「All or Nothing」方式が採用されており、参加者は公演チケットの代わりに寄付に対するリターンを受け取ることができます。一般販売は行われず、全ての申し込みはクラウドファンディング上で行われます。
注目リターン
1.
オンライン視聴: リアルタイムでの公演視聴や、字幕付きアーカイブ配信を提供。能を初めて体験する方にもおすすめです。
2.
特製グッズ: 能面「千里眼」や、実際に公演で使用する能面を手にすることができるチャンス!
3.
特別体験: 通常非公開の舞台で行うワークショップでは、能楽師から直接その魅力を学べます。
4.
特別オリジナル羊羹: 新作能のために作られた、唯一無二の京菓子もご用意しています。
参加賛同者のコメント
プロジェクトには、市川海老蔵(歌舞伎俳優)や桂南光(噺家)、近衛忠大(株式会社curioswitch クリエイティブ・ディレクター)など、多くの著名人が賛同しており、能楽を通じて日本の文化を広める意義や重要性を伝えています。特に、マスコミやSNSを通じて広がるこのプロジェクトには、多くの注目が寄せられています。
お問い合わせ先
詳細については、公式サイトやTHE KYOTOのアプリからも情報を入手できるため、ぜひご参照ください。公式サイトでは新作能「媽祖」に関するプロモーションビデオも公開中です。
この記事を読めば、新作能「媽祖」の魅力がより伝わること間違いなしです。ぜひクラウドファンディングへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。能楽を通じて、アジアから世界への平和の祈りを一緒に発信しましょう!