ウェルネスダイニングが挑むフレイル対策
高齢化が進む現代において、フレイル(虚弱)の予防は、社会全体で重要なテーマとなっています。この度、ウェルネスダイニング株式会社は、宅配食業界の中で初めて「フレイル対策コンソーシアム」に参画することとなりました。これにより、高齢者の健康寿命の延伸や、フレイルの予防に貢献することを目指します。
フレイル予防を支える背景
ウェルネスダイニングがフレイル対策コンソーシアムに参加した背景には、日々の仕事を通じて顧客から増えているフレイル関連の栄養相談があります。特に、高齢者やそのご家族の健康維持に対する関心が高まる中、フレイルの予防に対する有効なアプローチの必要性を社内でも感じていました。
しかし、フレイル予防が重要視される一方で、高齢化が進む日本では、すべての高齢者に対して適切な介入を行うためのリソースが不足しているという課題もあります。この問題を解決するために、専門的な知識を持つ他企業や団体と協力し、支援の幅を広げていくことが求められています。
食事の重要性とその役割
フレイル予防において、特に重視されるのが「栄養」です。高齢者は食事量が減少しがちで、消化・吸収能力も低下するため、エネルギーやたんぱく質不足のリスクがあります。これが筋力低下や免疫力の低下を引き起こし、結果としてフレイルを進行させる危険性があります。
ウェルネスダイニングでは、糖尿病や高血圧、心疾患、サルコペニア(筋萎縮症)、骨粗鬆症といった疾患に対して、適切な栄養相談を提供しており、これらの経験がフレイル予防にも生かされると考えています。
フレイル対策コンソーシアム参画の具体的な取り組み
ウェルネスダイニングは、高齢者の健康維持に寄与する食事の提供をしながら、下記の取り組みを検討しています。
1.
フレイル予防における栄養の啓発
栄養バランスの取れた食事の重要性を広く伝え、高齢者がフレイルを予防できる知識を普及していきます。
2.
栄養バランスの優れた食事の提供
フレイル予防に特化した専用の食事はまだ広く普及していません。このため、必要な栄養素を強化した宅配食の開発と提供を目指しています。
3.
介護・福祉施設との連携強化
高齢者が多く利用する介護施設や福祉施設に対し、適切な食事の提供を支援することで、全ての高齢者が健康的な食生活を享受できるよう努めてまいります。
国内での健康サポートに向けて
ウェルネスダイニングは、今後もフレイル対策コンソーシアムの一員として、栄養面からのアプローチを強化していく方針です。専門家や関連機関との協力を通じて「食事」を通じたフレイル対策を推進し、高齢者が活き活きと暮らせる社会の実現を目指します。
会社概要
ウェルネスダイニングは、東京都墨田区に本社を構え、制限食に特化した宅配食や嚥下対応のやわらか宅配食を企画・販売する企業です。企業理念は「からだ想い、家族想いのあったか健康応援団」であり、高齢者の健康維持をサポートするために、栄養士が常駐しつつ、食の楽しみを大切にしています。