日野市妄想実現課とは
東京都の日野市において、若者が地域づくりに携わる独特なプログラム「日野市妄想実現課」が再び始動しました。この仕組みは、地域の若者たちが自らのアイデアを基にプロジェクトを展開し、地域課題の解決を目指す試みです。第2期の開始を受けて、プログラム参加者は“妄想実現課研修生”として、2025年5月からの約1年間を通じて地域と共に未来を構築することに挑戦します。
妄想実現課の目的
妄想実現課は、実際には存在しない架空の組織です。しかし、参加者たちはその創造的な空間で、地域の課題解決を目指して自らの内容を提案する役割を担います。地域の大人たちや行政のスタッフと連携しながら、様々なプロジェクトを実現していくのです。チームはオンラインプラットフォームを用いてプロジェクト案を市民と共有し、意見を集めつつ、クラウドファンディングを使った資金調達にも挑戦します。
現在進行中のプロジェクト
現在、3つのチームがそれぞれ異なるテーマに基づいたプロジェクトに取り組んでおり、若者たちの熱意が感じられます。各チームのテーマは次の通りです:
問い:「思わず寄り道したくなる場所を作るには?」
テーマ:空間活用 | 想定アウトプット:空き家のリノベーション案やイベント企画
問い:「若者と高齢者のつながりをどう築くか?」
テーマ:地域コミュニティ | 想定アウトプット:世代間マッチングプログラムのプロトタイプ
問い:「日野市を魅力的な街にするには?」
テーマ:SNSを活用したPR | 想定アウトプット:プロモーション動画やフォトスポットの設置
今後のスケジュール
ここからの進行は非常にエキサイティングです!
1.
ワークショップ: 6月17日に日野市民活動支援センターで開催。クラウドファンディングに向けた物語を設計するワークショップです。
2.
オンライン市民投票実施: 7月中に予定されており、参加者のプロジェクト案に市民からのフィードバックが得られます。
3.
クラウドファンディング: 8月から9月にかけて実施予定で、リアルなプロジェクト資金の調達を目指します。
4.
実証実験のスタート: 秋以降の日野市内で実施される予定です。
「妄想」の意味
このプログラムの名に含まれる「妄想」という言葉は、自由な思考の出発点であることを象徴しています。参加者たちが既存の枠組みを超えた発想を応援し、「実現」の部分では、計画を具体化し皆で取り組むことの大切さを示しています。
実施体制
プログラムには高校生や若者たち合計12名が参加し、地域のメンターや市職員が彼らをサポートします。この12名は2025年4月から翌年2月までの活動予定であり、初期の第1期では23名の参加者がいました。
最後に
日野市妄想実現課は、若者が自由な発想を持ち寄り、地域社会に新たな光を灯す場所です。取材や見学を希望される方々は、ぜひお問い合せください。
これからの展開に期待が高まります。