TABLE FOR TWOが実現した初のライブ中継
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)は、2025年6月10日に初めての試みとして、ケニア・ルシンガ島の学校からのライブ中継を行い、その模様をTFT参加企業向けに配信しました。この取り組みは、支援先の子どもたちとの新たなつながりを構築するための一環として注目されています。
背景と目的
これまで多くの参加企業から「現地の子どもたちと直接つながりたい」という要望が寄せられていましたが、通信環境の制約により実現が困難な状況が続いていました。しかし、近年のインフラ改善により、初めてのリアルタイム配信が可能となりました。その結果、約50名の参加者は現地の子どもたちの笑顔や声を直接体感し、支援への関心を高めることができました。参加者からは「リアルタイムで現地の様子を見ることができ、支援の実感を得られた」「子どもたちの表情から、活動の意義を改めて感じた」という温かい感想が多数寄せられました。
年次活動報告会の開催
さらに、TFTは2025年5月27日に年次活動報告会をオンラインで開催し、約140名の参加企業の方々が集まりました。この報告会では最新の活動実績や支援状況が共有され、参加企業からはセイコーエプソン株式会社、GMOインターネットグループ株式会社、JPモルガン・チェースの担当者が登壇し、それぞれの取り組み事例を発表しました。参加者たちは「他社の取り組みを参考にする機会が得られた」と語り、今後の活動における新たな気づきを得ました。
認定NPO法人の資格更新
TFTはこのたび、3度目の「認定NPO法人」資格更新を完了し、活動の透明性と信頼性が引き続き認められています。この認定NPO法人の資格を持つことは、寄付者に対して税制上の優遇措置を提供するため、特に大きな意義があります。TFTは2007年に設立され、以来、1億食以上の給食を支援してきました。アフリカや東南アジアの5カ国において、学校給食の提供を通じて飢えに苦しむ子どもたちを支援しています。
今後の展望
食料問題は、世界中で依然として深刻な課題として残っています。日本国内においても食の課題が多様化しており、TFTは今後も支援先とのつながりを深め、より多くの人々にその重要性を伝える活動を続けていく方針です。食の不均衡を解消するために、TFTの活動がどのように進化していくのか、今後の取り組みに期待が寄せられています。
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの活動については、公式サイトをご覧ください。
TABLE FOR TWO公式サイト