大和シティー・バレエが贈る『いばら姫』
2025年8月11日にやまと芸術文化ホールで上演される『いばら姫』が注目を集めています。この公演は、グリム童話『いばら姫』を基にした完全オリジナル作品で、愛と再生というテーマが貫かれています。演出家は、クラシックバレエの権威である佐々木三夏さんと、コンテンポラリーの俊英・竹内春美さんの二人。彼らの異なる感性が融合した舞台作品となっており、観客はまさに新時代の『いばら姫』を体感できます。
物語の概要
『いばら姫』は、100年前と100年後を舞台にした時空を超えるロマンティックな物語。王子といばら姫が互いの魂に惹かれ合う様子を描く中で、愛、憎しみ、嫉妬、希望といった人間の多様な感情を表現します。物語の中で、姫は運命の糸に導かれ、王子は彼女を救うために果敢に挑戦します。このように、時代を超えた二人の愛が観客の心に深く響くことでしょう。
舞台の魅力
振り付けは、数々の情熱的な要素が盛り込まれており、キャラクターの個性も色濃く反映されています。『いばら姫』の奔放さや王子の探究心は、振り付けを通じて表現され、ダンサーたちはそれぞれの役を見事に演じます。特に、音楽にはチャイコフスキーの《眠れる森の美女》が使われ、古典的な旋律が新しい解釈を生んでいます。
群舞にも独自のこだわりがあり、多様な振付が施されています。コンテンポラリーの要素とクラシックの美しさが交錯するこの舞台は、作品に深みを与えています。
Wキャストによる二人のいばら姫
公演はダブルキャスト制となっており、主演キャストの二人には現役で活躍する大谷遥陽さんと菅井円加さんが名を連ねています。マチネ公演では大谷さんがいばら姫を、ソワレ公演では菅井さんが同役を務めます。また、王子の役には猿橋賢さんと山本勝利さんが振り分けられ、各キャストによって異なる表現が楽しめます。
このように、二人のダンサーが異なるアプローチで『いばら姫』を演じることで、現代における女性像の多様性を感じさせてくれます。これは本公演の大きな見どころかつ楽しみの一つです。
公演情報
公演名:『いばら姫』
日程:2025年8月11日(祝)
会場:やまと芸術文化ホール メインホール
チケットは「カンフェティ」で販売中で、S席・A席・B席の各種料金が設定されています。詳しい情報は公式ホームページやSNSで確認できます。
あなたの心に新たな愛の物語が響く、素晴らしい舞台体験をお見逃しなく!
—— 本年の夏、ひと味違った『いばら姫』があなたを待っています。