遠隔手話通訳サービス
2024-10-09 22:26:40

大館市で導入された遠隔手話通訳サービスが聴覚障害者をサポート

大館市における遠隔手話通訳サービスの導入



大館市は、聴覚に障害を持つ方々への支援として、株式会社プラスヴォイスとの業務委託により、2024年9月1日から「遠隔手話通訳サービス」をスタートさせることを発表しました。このサービスは、聴覚障害者が市役所や公共施設、市立扇田病院、消防本部などで円滑にコミュニケーションを取るために設けられたものです。

サービスの特徴


この遠隔手話通訳サービスは、聴覚障害者だけでなく、手話を知らない聴者や難聴者も利用できます。市民は設置された端末の画面上で、希望するボタンを押すだけで通訳者に繋がります。このシステムにより、窓口職員との会話がリアルタイムで通訳されます。さらに、利用者は自身の聞こえ方や発声の程度に応じて、適切な会話手段を選ぶことができるのも大きな特徴です。

利用可能場所


このサービスは、大館市障害福祉課窓口にタブレットを設置し、遠隔手話通訳や筆談、音声認識サービス(UDトーク)を提供します。また、その他の公的な窓口や施設、市立扇田病院、消防本部にもタブレットPCや二次元バーコードが設置され、利用が可能です。これにより、聴覚障害者は公共の場でも安心して対応を受けることができるようになります。

救急現場での活用


特に注目すべきは、救急隊員のスマートフォンにもこのサービスが搭載されている点です。急を要する現場での手話でのやり取りが可能になり、救急搬送中にも迅速で適切な処置が行われることが期待されています。これにより、緊急時における聴覚障害者の命を守る助けにもなるでしょう。

災害時に向けた取り組み


また、今後は災害時に備えた対応も計画されており、指定された避難所にもこのシステムが導入される予定です。災害時には通訳者の派遣が難しい場合も多いため、あらかじめ緊急時に備えて利用者が遠隔手話通訳に慣れておくことが重要です。

これからの取り組み


プラスヴォイスは、聴覚障害者や発声に困難を抱える方々のニーズに応えるため、引き続き通訳サービスの改善に努めていくことを表明しています。誰もが暮らしやすい社会の実現に向け、利便性と安全性の高いサービスを提供し、手話でのコミュニケーションを支える取り組みを進めていく所存です。利用者が安心してサービスを利用できるよう、積極的にサポートを続けます。

この新しい遠隔手話通訳サービスによって、聴覚障害のある市民がより良い生活を送れることを期待しています。心のままのコミュニケーションが実現する日も近いでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社プラスヴォイス
住所
宮城県仙台市青葉区国分町1丁目8-14仙台協立第2ビル8F
電話番号
022-723-1261

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。