高齢者支援プロジェクト
2020-06-19 17:29:43
高齢者の健康を支える「まいにち、くちビル」プロジェクトの全貌とは
高齢者の健康を支える「まいにち、くちビル」プロジェクトの全貌
新型コロナウイルスの影響で、外出や社交が減少する中で、全国の高齢者が直面しているのが健康状態の悪化です。政府の報告によれば、高齢者は筋力や活力の低下が懸念され、特に口腔機能の維持が重要な課題となっています。そんな状況を受けて、全国で「まいにち、くちビル」というプロジェクトが立ち上げられ、クラウドファンディングを通じて資金調達に成功しました。プロジェクトの主な目的は、高齢者のフレイル予防です。
プロジェクトは、過去3年間にわたり実施された「くちビルディング選手権」に基づいています。このプログラムは、3000人以上の参加者から高い評価を受けており、口の筋力を楽しみながら鍛えることができる内容になっています。これを元に作成された「まいにち、くちビル」は、高齢者が自宅や施設で「食べる力」を意識できるように設計されたユニークなプログラムの集大成です。
クラウドファンディングの成果と今後の展望
2020年6月に始まったクラウドファンディングでは、初目標の160万円を短期間で達成し、さらに250万円を目指すネクストゴールへ挑戦することが決まりました。支援者の数は105名を超え、このプロジェクトに対する関心の高さが伺えます。今後は、200の医療機関や施設への無料配布を目指すとのことです。
「まいにち、くちビル」はPDF形式で全国の自治体や医療機関に無料で提供され、ダウンロード可能な形でさらに広く利用される予定です。この取り組みは、自治体や医療従事者の協力を得て進められています。
プロジェクトの背後にある社会的な課題
そもそも「フレイル」とは、加齢などによって健康が損なわれた状態を指し、国はこの問題に取り組む必要性を強調しています。新型コロナの影響で、外出や社交の場が減少したことは高齢者にとって大きなリスクとなり、その影響は肉体だけでなく精神的な面にも及びます。
特に、高齢者が集える場所の減少、運動不足、他者とのコミュニケーションの機会が減っている状況などが挙げられます。こうした背景から、「まいにち、くちビル」プロジェクトは、高齢者の健康を維持するために必要な取り組みだと言えるでしょう。
最後に
「まいにち、くちビル」プロジェクトは、今後一層の拡大が期待されます。クラウドファンディングを通じて集まった資金をもとに、高齢者が「食べる力」を意識し、また笑顔を引き出すための活動が広がっていくことを願っています。高齢者が一人ひとり健康で幸せであるためのサポートを、社会全体で支えていくことが求められています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人グッドネイバーズカンパニー
- 住所
- 東京都品川区大崎2-7-2アイビー大崎201
- 電話番号
-
03-6822-3807