新たな宿泊施設「土肥邸 Naya」2025年オープン
富山県立山町の日中上野に、築100年以上の歴史ある納屋が、大学生の手により生まれ変わります。2025年12月6日にオープン予定の「土肥邸 Naya」は、農業とアートを融合させた一棟貸切型の宿泊施設です。このプロジェクトは、地域再生を目指す大学生のインターンシップを通じて展開されており、学生たちは企業や建築チームと共同で納屋の活用法を模索してきました。
大学生インターンシップによる再生プロジェクト
「土肥邸 Naya」の開業は、富山県立山町での学生による地域の再生プロジェクトの一環です。このプロジェクトでは、約1年間かけて企画や事業計画の立案、デザインの検討を行いました。地域の歴史的な建物を次世代に引き継ぐために、数十回にわたるミーティングを重ね、学生たちの新しい視点で納屋の再生計画を練り上げました。
納屋はもともと農機具が保管されていた場所ですが、今では「家族や仲間と絆を深める場」としてリノベーションされています。学生、企業、地域住民の連携によって実現したこのプロジェクトは、立山町の新たな象徴となることでしょう。
コンセプトは「農業 × ART」
「土肥邸 Naya」の宿泊体験は、五感を豊かにしながら農業の魅力を学び取ることが核となっています。地域に根ざしたライフスタイルを体感できるこの場所では、古き良き風景が残る立山町ならではの農業体験が行われます。この宿泊施設は、空き家問題の解決策の一つとして「空き家がもたらす新たな可能性」を提示します。
滞在中の五つの体験
宿泊者は以下の五つの体験を通じて、より深く立山町の生活を楽しむことができます。
1.
農業でつながる:農作業を通じて、家族や仲間との絆を深めます。
2.
季節を巡る風景:田園風景や自然美を楽しむことができます。
3.
暮らしがARTになる:農作業がアートのような体験に変わります。
4.
納屋の再解釈:復活した納屋はアートのような空間に生まれ変わります。
5.
自然が描くインスタレーション:自然の光や音、香りを感じ取る時間を提供します。
このように「土肥邸 Naya」はアートとの融合を大切にし、宿泊するだけでなく、訪れた人々の五感を刺激します。
施設の詳細
宿泊施設は一棟貸し切り型で、最大4名までが利用可能。ベッドルームは2室あり、リビング・ダイニングやバスルームも完備。田園の景色を楽しむことができる開放的な空間です。また、スキー・スノーボードの収納も可能です。
周辺環境
「土肥邸 Naya」の近くには、築130年以上の古民家を改修した複合施設「土肥邸母屋」があります。ここでは、地元のお母さんたちが作る温かい食事を楽しむことができ、また様々なイベントが開催されています。さらに、「ヘルジアンウッド」という美と健康をテーマにした複合施設が隣接しており、こちらではレストランやスパトリートメントなども楽しめます。
まとめ
2025年12月6日のグランドオープンを前に、12月1日には内覧会も予定されています。富山県立山町で新たな宿泊体験を提供する「土肥邸 Naya」を通じて、古き良き地域の魅力と共に非日常的なアートな体験が待っています。興味のある方は、予約サイトや公式Instagramをチェックしてみてください。