新機能「AI解析ダッシュボード」の登場
対話型音声AI SaaSを展開する株式会社IVRyは、月額1万円から通話データのAI解析を行う新機能「AI解析ダッシュボード」をリリースしました。これまで、通話データの解析は難しさから、多くの企業で十分に活用されていなかったのですが、今回の機能により、顧客の満足度やビジネスの成果を直感的に把握できるようになりました。
「AI解析ダッシュボード」の概要
「AI解析ダッシュボード」は、AIが通話内容を定量的に分析し、顧客満足率、予約や申込といった事業成果をモニタリングすることを可能にします。この機能は特許出願中であり、通話内容の詳細な分岐分析や深掘りを通じて、顧客対応の改善につながる示唆を生み出します。
これにより、飲食店や宿泊施設、小売業、クリニックなど、幅広いBtoC業者が活用できる機能に仕上がっています。
解析の背景と需要
従来の通話データの解析は、高度なスキルを必要とし、手作業での書き起こしが主流でした。文字起こしツールが発展してきたものの、解析効率には限界があり、多くの企業は音声データの価値を活かしきれませんでした。しかし、最近の大規模言語モデル(LLM)の登場により、音声データの要約や構造化が容易になり、より多くの企業がAI解析を導入しやすくなりました。
利用方法と効果
「AI解析ダッシュボード」を利用することにより、次のようなことが可能になります。
- - 顧客満足をしっかり把握:従来の手法ではわからなかったお客様の満足度や課題を可視化し、改善施策につなげられます。具体的には、満足率、不満足率、用件解決率、カスハラ/クレーム率を日々・月次で分析し、通話ごとの評価と実際の通話の確認を行うことで、トークスクリプトの向上を図ります。
- - 予約や申込の見える化:通話内でのコンバージョンを具体的な数値として定量化することができ、自社の成約率や取り逃しの発生を把握することが可能です。これにより、通話による収益の最大化を狙えます。
利用料金とトライアル
初期費用は0円で、月額料金は10,000円(税別)となっています。IVRyの既存の利用者に対しては、2023年2月12日から利用開始が可能です。この機能を試してみたい事業者は、31日間のフリートライアルキャンペーンを利用することができ、実際の効果を体験できます。
CEO奥西の思い
代表取締役の奥西亮賀氏は、AI技術の民主化を目指し、多くの企業がデータの活用を通じてビジネスの成長を実現することを願っています。「AI解析ダッシュボード」を通じて、企業の電話応答品質の向上と経営の発展に貢献していくとコメントしています。
今後も、IVRyはAI技術の社会実装を進め、新たな価値の創出に取り組んでいくことで、日本の生産性向上を支援していく方針です。