配車業務の効率化
2025-06-03 10:36:06

IHIインフラシステム、MOVO Vista導入で配車業務の工数を大幅削減

IHIインフラシステム、MOVO Vista導入による業務効率化の成功



デジタル改革が進む現在、業務効率化に取り組む企業が増えています。そんな中、IHIインフラシステムが、配車業務の効率化に向けて導入したのが「MOVO Vista」というクラウドサービスです。この導入により、これまでアナログ的に行われていた業務が一変し、工数が約8割も削減されたという成果を上げています。

MOVO Vista導入の背景


IHIインフラシステムは、IHIグループの一員として、橋梁の設計・製作・施工を手掛けています。その中で、デジタル改革部が掲げる「当たり前を覆す」という方針のもと、配車業務のデジタル化に着手しました。これまでの配車手配は、主にFAXや電話に依存しており、車両情報の照会や月末の請求書処理には多大な工数を要していました。情報の遅延や属人化が進む中、業務改革の必要性が増していたのです。

MOVO Vistaの導入成果


IHIインフラシステムは、配車受発注・管理クラウドサービス「MOVO Vista」を3つの拠点で導入しました。その結果、FAXや電話ではなく、クラウド上での一元管理が定着。非同期でのコメント連絡やCSVダウンロードによるデータ活用が可能になり、業務の効率が飛躍的に向上しました。実際の効果は以下の通りです。

1.配車工数の大幅削減

すべての手配業務がMOVO Vistaに集約されたことで、確認や再連絡の手間が省かれました。この改革による工数の削減は目覚ましく、これまでの手作業での業務は大きく軽減されました。

2.ドライバーの荷待ち時間の解消

車番情報を事前に共有できるようになったことで、ヤードでの荷待ち時間がゼロになり、機材の積み込みがスムーズに行えるようになりました。これにより、現場の稼働率も向上しています。

3.請求処理の効率化

データの一元管理が実現したことで、請求書の突合やレポート作成にかかる時間が大幅に短縮されました。以前は2〜4時間かかっていた作業が、今では30分以内に完了するようになったのです。

4.拠点間連携の向上

3つの拠点の配車状況をリアルタイムに把握できるため、車両の集中やバッティングを回避することが容易になりました。これにより全体の業務最適化が進み、調整のための電話も不要となっています。

5.属人化の解消と波及効果

業務の平準化が進んだことで、誰でも業務を対応できる体制が構築されました。MOVO Vistaのデータを利用することで、一部の運送事業者でも請求業務の効率化を進めています。これにより、組織文化として「まずはやってみる」「当たり前を疑う」という考え方が浸透しています。

今後の展望


IHIインフラシステムは、MOVO Vistaを活用した業務改革をさらに進めていく予定です。次のステージとして工事現場とのリアルタイム情報共有や、積み付け図の自動生成、画像認識技術による機材の個数把握などが計画されています。これらの取り組みは「小さな1人1人の本気が、大きな変革に繋がる」という理念を実現するための基盤として機能することでしょう。

MOVO Vistaとは?


荷主企業と運送事業者を結ぶ物流DXツールとして設計されたMOVO Vistaは、配車業務の管理を効率化します。オンラインでのコミュニケーションにより、契約の電子化を実現し、アナログなやり取りを排除して業務の効率を高めます。また、拠点間のデータが見える化され、物流の最適化を支援します。

IHIインフラシステムの取り組みは、業務効率化の好例として多くの企業に影響を与えることでしょう。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社Hacobu
住所
東京都港区芝5-29-11G-BASE田町4階
電話番号
050-5358-8885

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