香川の新しい観光資源「塩飽本島マイペースミッケ大会」が話題に

香川の新しい観光スポット「塩飽本島マイペースミッケ大会」

香川県で開催されている「塩飽本島マイペースミッケ大会」が、観光庁の「地域観光新発見事業」において好事例に選出され、全国的な注目を集めています。このイベントは、地域の観光資源を活用し、健康促進や地域経済の活性化を目指した新しい形の観光コンテンツとして評価されています。

イベントの特徴とその選出理由

この大会は、オーストラリア発のスポーツ「ロゲイニング」と島歩きを組み合わせたユニークなイベントです。参加者はチェックポイントを巡りながら、写真を撮ったり体験ミッションをこなして得点を競います。特に、国の重要文化財「塩飽勤番所」や島のアート作品など、地域の文化や歴史を体感できる要素が盛り込まれている点が魅力です。

今回、この「塩飽本島マイペースミッケ大会」は、観光庁が採択した719件の中から好事例として選ばれました。その理由には、

1. 三方良しの観光コンテンツ - 健康、地域経済、企業価値の向上を同時に実現。
2. 地域住民の高い参加率 - 島の自治会との協力により、島民の20%が協力。
3. 実績の高さ - 約半数の島民がイベントに参加し、地域の郷土愛が喚起されている。

これらの要素が、「新しい観光のあり方」として評価されました。

地域との連携と今後の展望

今回の選出を受け、トレーニングレースジャパンは今後も「塩飽本島マイペースミッケ大会」を継続的に開催する意向を示しました。地域とのグッドな関係を築きながら、地域資源を生かしたイベントとしてさらなる賑わいを作りたいと考えています。また、新たなスポーツイベント「まちあるきミッケ」も展開し、全国の商工観光課や民間事業者との連携を強化し、各地の観光振興をお手伝いする計画です。

参加者の声と地域の魅力

参加者からは、「島の自然や文化に触れられて新鮮だった」という声や、「地元の人々との交流が楽しかった」といった感想が寄せられています。また、島の特産物を使用した料理やイベント中に提供される地元のグルメも、観光の大きな魅力として機能しています。特に、地域で獲れた海産物を用いた「たこ飯」や、香川大学との共同開発による「ジビエうどん」などは大好評です。

こうしたイベントを通じて、参加者は自らの地元への関心を深め、郷土愛を再確認する機会が得られています。