ビッグデータ評価技術
2025-04-16 13:34:43

国土交通省がビッグデータを活用した独自の路面評価技術を認定

国土交通省が認定した新技術の登場



最近、国土交通省が新たに点検支援技術性能カタログに掲載した技術が注目を集めています。この技術は、一般車両から取得したビッグデータを活用し、路面評価を行うもので、国内で初めて舗装点検において現地の走行を必要としないという画期的なものです。発表された技術は、朝日航洋株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社オリエンタルコンサルタンツ、株式会社エイテックの4社による共同開発の成果です。

技術の概要



新しい路面評価技術は、一般車両の走行中に得られるタイヤの回転速度などのデータを自動的に収集し、蓄積・記録する仕組みです。このデータを基に、舗装の維持管理指標であるIRI(国際粗さ指数)およびわだち掘れ量を測定します。従来の点検手法と比べて、工期を20%以上短縮し、コスト削減も実現するとされています。この技術は2025年4月から導入が予定されており、既に国や都道府県、市町村など、20を超える団体で活用されています。

点検支援技術性能カタログの意義



国土交通省が作成した点検支援技術性能カタログは、新技術の導入を促進するためのもので、一定の基準をクリアした技術が掲載されています。このカタログへの掲載は、技術の信頼性を保証するものであり、今後の道路管理において重要な役割を果たすと期待されています。今回のビッグデータ技術はその中でも特に革新的なものであると言えるでしょう。

企業のビジョンと今後



朝日航洋株式会社は1955年に創業し、地理空間情報技術に特化した事業を展開してきました。「空にさきがけ未来をひらく」という理念のもと、地域を守る技術を提供しています。特に、道路見守りサービスとして本技術を活用し、安全で快適な道路環境の実現を目指します。また、2025年7月には創業70周年を迎えるにあたり、トヨタ自動車株式会社とのさらなる連携を強化するため、社名変更を計画しています。

トヨタ自動車は全国のコネクティッドカーから取得したデータを活用し、新たな価値の提供を進めています。未来のモビリティ社会の実現に向けて、交通課題の解決に貢献していく方針です。

オリエンタルコンサルタンツは、安全で快適な社会インフラを構築することに貢献してきました。一方で、エイテックは、測量から施工管理まで幅広くサービスを提供し、社会インフラのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。

まとめ



新たに認定されたビッグデータを用いた舗装点検技術は、今後の道路管理において重要な役割を果たすことが期待されています。効率的かつ効果的な維持管理手法を通じて、安全で快適な道路環境の実現に向けて、関係企業が手を携えて取り組む姿勢が見えます。これにより、道路整備が進むことでより良い社会の構築が期待されます。


画像1

会社情報

会社名
朝日航洋株式会社
住所
東京都江東区新木場四丁目7番41号
電話番号
0570-088-077

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。