大阪都心の価値向上に向けた官民共創の新たな試み

大阪都心の価値向上に向けた新たなアプローチ



大阪都心におけるまちづくりに関わる民間企業の有志や関西の経済団体が集まり、共に活動している「大阪都心のまちづくり活動勉強会」。この勉強会は、2025年に開催される大阪・関西万博や2031年に予定されているなにわ筋線の開通を背景に、都市の国際競争力を強化し、大阪全体の価値を向上させるための方策を模索しています。

新たな課題に直面するグローバルな都市間競争の中で、大阪が活力あふれる都市として選ばれるためには、持続可能な発展が求められています。この取り組みの中心に位置しているのが、「P・A・R・Kな大阪都心」というコンセプトです。ここでの「P・A・R・K」は、Public/Private(官民)、Area/Activity(エリア/アクティビティ)、Relation/Resource(関係/資源)、Knowledge/Kindness(知識/親切)という4つの要素から成り立っています。

このコンセプトは、大阪が「天下の台所」として栄えた歴史に根差しています。物資の集散地としてだけでなく、新しいことに挑戦する地方での交流と競争が、大阪の発展を支えてきました。そのため、場が人を育て、また人がその場を作り上げるという双方向の関係が重要視されています。勉強会では、地域のつながりを強化し、コミュニティの成長を支援し、人々の創造性や発想力を引き出す場の形成に注力しています。

また、これらの目標を達成するには何よりも官民の協力が不可欠です。大阪・関西万博は、そのための好機と捉えられ、独自の官民共創による都市経営の実践の場とされています。これまで大阪の都心部では、多くのエリアマネジメント団体が協力してまちづくりを進めてきましたが、今後は都市経営の視点を取り入れつつ、エリア内での魅力を一つのコンテンツとして提供していくことが求められています。

万博の来場者に「P・A・R・Kな大阪都心」を思う存分体験してもらうためには、地域の魅力を引き出したテーマ性のあるイベントを開催し、文化施設や会議施設、宿泊、飲食などを一体的にPRしていくエリアコンベンションの実施が重要です。

さらに、「大阪版エリアMICE-HUBs」として、オール大阪として世界に発信する仕組みを整えつつ、地域の個性を活かした「大阪シティエキシビション」を開催したり、来訪者に安心・安全な情報を提供する活動も推進される予定です。これらの活動は、関係者が連携し、持続可能な地域社会の実現に向けて進められることでしょう。

このように、大阪都心の魅力を高める取り組みが進行中です。地域の資源を最大限に活用し、国際的にも魅力ある都市を目指したまちづくりが期待されています。今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
一般社団法人大阪まちづくり協議会
住所
大阪府大阪市中央区本町橋2-8大阪商工会議所ビル2階(地域振興部気付)
電話番号
06-6910-1156

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