沖縄経済の未来をつなぐ包括連携協定
2023年10月、株式会社タイミーとシンバホールディングス株式会社が沖縄経済の活性化を目指すための包括連携協定を締結しました。この協定は、沖縄県の美しい自然や独自文化、温暖な気候を背景に、観光業やサービス業が主な産業として発展する地域において、新たな働き方の提供を図るものです。
沖縄県は、観光客の訪問数が復調しつつあり、2024年に約966万人が訪れる見込みです。前年比では117%とフォローアップされており、コロナ禍での厳しい経済状態を乗り越えつつあります。しかしその一方で、有効求人倍率は1を超えているにもかかわらず、完全失業率は3%台のまま改善が進まないなど、雇用のミスマッチも深刻な問題となっています。
特に、民間シンクタンクの調査によれば、沖縄県内の企業の60%以上が採用活動を行っても応募がないと回答しており、人手不足の問題はさらに際立っています。このような社会的課題の中で、タイミーはスキマバイトサービスを活用し、より多くの人々に働く機会を提供することを目指しています。
連携協定の具体的な取り組み
本協定では、タイミーとシンバホールディングスが協力し、事業者と働き手に対する様々なサポートを実施します。具体的には、以下のような取り組みが予定されています。
1.
スポットワークの推進
働く場所や時間を自由に選べる「スポットワーク」の仕組みを活用し、潜在的な労働力を喚起します。多様な人々が働く機会を得られるよう、利用促進を図ります。
2.
業種ごとのサポート
事業者向けに様々な業種での業務の切り出し方を提案し、働きやすい環境の整備を進めます。これにより、企業と求職者のマッチングをよりスムーズに行えるようになります。
3.
プロモーション施策の実施
沖縄県内の求職者と事業者双方への認知度を向上させるため、各種プロモーション活動を展開します。
経済活性化への期待
株式会社タイミーの代表取締役、小川嶺氏は「シンバホールディングス様との連携を通じて沖縄県の雇用の問題の解決を図りたい」とコメントしています。人材確保と雇用の改善を通じて、タイミーは沖縄県の経済活性化に寄与することを目指しています。
一方、シンバホールディングスの安里繁信会長は「沖縄の成長産業が抱える人手不足という課題を踏まえ、多様な働き方の推進に取り組んでいきたい」と意気込みを語ります。
今回の連携協定により、行政が抱える地域課題に対しての解決に向けた新たなモデルが創出されることに期待が寄せられています。沖縄の人々にとってより良い未来を築くため、両社は協力を進めてまいります。
各社の概要
株式会社タイミー
- - 設立:2017年8月
- - 代表者:小川嶺
- - 所在地:東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター35階
- - URL
シンバホールディングス株式会社
- - 設立:2002年3月
- - 代表者:安里繁信
- - 所在地:沖縄県浦添市勢理客4丁目15番15号
- - URL
これからの観光業やサービス業の活性化に向けたタイミーとシンバホールディングスの取り組みに、ぜひご期待ください。