三国湊での新たなまちづくりビジョンを議論する会議
福井県坂井市の三国湊地域で、新しい「まちづくりビジョン」を策定するための会議が開催されました。これは、地域の将来像を描き、坂井市の旧市街地のにぎわいや観光振興を促進することを目的としています。
開かれたディスカッションの場
この会議は1月24日に三国商工会館で行われ、地元住民や関係者を含む約50人が参加しました。壇上には、まちづくりに携わる6人の専門家が顔を揃え、過去のビジョンについての検証や新しいビジョンの必要性について意見を交わしました。
これまで、三国湊のまちづくりに関しては様々な案が作成されてきましたが、いずれも地元の人々や団体と共有されていなかったため、今回の会議では参加者全員の意見が重要視されました。特に、人口減少や高齢化が進む中で、2024年には北陸新幹線が福井に開業することを見据え、新しいビジョン作りが求められています。
過去のビジョンを検証する
会議ではまず、過去のビジョンに携わった専門家がこれまでの取り組みを振り返り、どのようにまちづくりが進展してきたのかを説明しました。20年前に作成された「三国町中心市街地まちづくりグランドデザイン」に関わった倉橋宏典氏が当時の想いや重点を置いた点を語りました。さらに、その10年後には矢吹剣一氏が、学生とともに現地調査を行い、空き家の利活用に関する提案を行った「三国まちづくりビジョン」を解説しました。
フォームの重要性に言及
後半のパネルディスカッションでは、まちづくりに関わる4人の登壇者が意見を交わしました。この10年間で、実際に利用される古民家ホテルや宿泊施設がいくつも誕生していることが報告され、若い世代の移住が増えているなど、三国湊の未来には活気が漂っている現状が示されました。また、ビジョンづくりのプラットフォームとしては、若者が参加しやすい環境づくりが必要との意見もありました。
未来に向けたビジョン策定
坂井市は、この会議を「ビジョン策定のキックオフ・イベント」と位置付け、今後1年間をかけて新しいビジョンを築いていく方針です。ビジョン策定には若い世代が参画しやすい環境を整え、5~6回のワークショップを開催する計画が立てられています。この新しいビジョンがどのように地域活性化に寄与するのか、今後の展開が期待されます。
会議に参加した多くの住民や関係者からは、三国湊のまちづくりへの強い関心が伺え、新しいビジョンの策定に向けた意気込みが伝わりました。今後、この地域がどのように変わっていくのか、引き続き注目されることでしょう。