近畿大学生物理工学部が提供する普通救命講習会
近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、学生の「命を守る力」を育成し、キャリア形成を支援するために、2025年12月4日(木)と18日(木)の2日間にわたり、一般向けの「普通救命講習会」を開催します。この講習会は、学部生と大学院生を対象に、応急手当の基本技術を学ぶ貴重な機会となります。
講習会の目的と内容
心肺停止した人の生命が救われる確率は、初期対応が遅れるほど低下します。救急車が到着するまでの約10分間は、現場にいる人々が適切な応急手当を行うことで、その命をつなぐ重要な時間です。「普通救命講習会」では、心肺蘇生法やAEDの使用方法について、実践的なスキルを身につけることを目的としています。
この講習会は、eラーニングと実技を組み合わせた二部構成になっており、受講生は自分のペースで知識を得てから実技講習に臨むことができます。具体的には、初めにオンラインでのeラーニングがあり(約65分)、その後に実技講習が行われます。実技講習は、2日間のどちらかで参加することができます。
地域への影響
近畿大学では、この講習会を通じて学生が応急手当の技術を学べることを重視し、履歴書にも記載可能な「普通救命講習修了証」を取得できるようにしています。この修了証は、防災士資格を得るためにも必要な要件です。このように、学業の成果としてだけでなく、キャリアにおいても役立つスキルを身につけることができるのです。
講師の紹介
講習会では、応急手当普及員の資格を持つ近畿大学職員が講師を務めます。具体的には、藤森房信氏と井川勝利氏が講義と実技を担当します。これまで数多くの講習を行ってきた経験を元に、受講生が安心して学べる環境を提供します。
実施概要
- 1部: eラーニング(事前受講)
- 2部: 実技講習
- 令和7年12月4日(木)16:10~18:20
- 令和7年12月18日(木)16:10~18:20
- - 場所: 近畿大学和歌山キャンパス2号館2階第2会議室
- - 対象: 近畿大学生物理工学部生および大学院生(各日20人)
まとめ
このように、近畿大学生物理工学部が開催する「普通救命講習会」は、学生自身のスキル向上だけでなく、将来の職業選択においてもプラスとなる内容が盛り込まれております。興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。学生が学んだ技術が、未来のどこかで命を救うことに繋がるかもしれません。