「家いちば」の挑戦
2019-08-01 08:00:21
空き家問題に革新をもたらす「家いちば」の新たな挑戦
空き家問題に革新をもたらす「家いちば」の新たな挑戦
日本全国で深刻な問題となっている空き家。その解決策として注目を集めているのが、不動産プラットフォーム「家いちば」です。2015年にオープンした同サイトは、郵便局や味噌工場など、他では見られないユニークな物件を取り扱い、特に地方の空き家が非常にリーズナブルに取引される点が魅力です。これにより、「安ければ買いたい」といった需要が喚起され、多くのメディアでも紹介されています。
運営体制の刷新と今後の展開
「家いちば」はこの度、運営会社を新たに設立し、リフレッシュした体制で再出発を果たしました。新法人は家いちば株式会社に名称を改め、東京都渋谷区に拠点を置きます。旧運営会社との業務提携により、売買契約の媒介も引き続き旧運営会社が担当します。
新体制では、これまでのデータや顧客からのフィードバックを基に、革新的なシステムの構築を進める予定です。ユーザー同士のコミュニケーションやレコメンド機能が強化されることで、より良いサービスを生み出し、不動産取引の新しい価値を提供していきます。加えて、この新たな財源を使ったシステム開発が進められ、プラットフォームの利便性が向上します。
全国を巡るビジネスモデルの確立
「家いちば」は、北は北海道から南は屋久島まで全国を飛び回りながら、独自のビジネスモデルを構築してきました。その中で、人と人とのつながりや物件を通じたドラマを大切にしています。ウェブ上での取引だけでなく、リアルな人間関係が重要であり、多くのユーザーから感謝される体験が続いています。これに応える形で、さらに広範な普及を目指し、今回の新会社化が行われたのです。
空き家問題への具体的な数字
直近の集計では、家いちばの掲載物件数は709件、成約物件数は122件(成約率17.2%)に達しています。また、延べ利用者数は9837人、取扱物件価格の累計は65.4億円という実績も示されており、このサービスの需要と成長が伺えます。
新しい不動産売買のスタイル「セルフセル方式」
「家いちば」の核となるのは「セルフセル方式」と呼ばれる新しい不動産取引の形です。これは、売主と買主が直接やり取りを行うもので、従来の不動産取引の枠組みを覆します。業者を介さず、売り手と買い手が自ら交渉できるため、より透明性の高い取引が可能となります。
今後も家いちばは、安全・安心なプラットフォームの構築に力を入れ、ユーザーが満足できる取引ができる環境づくりを目指していくとのこと。空き家問題の解決に向けた同社の新たな展開に、今後も期待が寄せられています。最後に、成長を続ける家いちばのさらなる進展を待ち望む声が多く寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
家いちば株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂1-21-1SHIBUYA SOLASTA 3F
- 電話番号
-
03-4531-3545